■クラスを書いてみよう
それじゃ、ごく簡単なクラスを作ってみましょう。これは「消費税処理」のクラスです。(下のリストに掲載しておきましたので、そっちを見てください)
これは「Syohizei」という名前のクラスです。頭に「public」という単語がありますが、これは「どこからでも使えますよ」ということを意味するものです。このクラスには以下のようなものが用意されています。
price――int型のフィールド。金額を保管します。
setPrice――引数にint型の値を渡して呼び出すメソッド。その値をpriceフィールドに設定します。
getZeikomi――priceフィールドに1.05をかけて、税込の金額を計算し、結果を実数のdouble値で返します。
setPriceのところでは、返値に「void」っていうのが書いてありますね。このメソッドは、何の値も返しません。こういう「何の値も返さない」というときに「void」というのを使います。
ちょっと注目したいのはgetZeikomiです。これは、doubleという種類の値が返値に設定されていますね。この「結果を返す」というのを行っているのが、「return」というものです。これは、その後にある値をメソッドの結果として送り返す働きをします。
それから、このメソッドでは「price * 1.05」を計算していますが、その結果はdouble型の変数に入れていますね? priceフィールドはint型(整数)ですが、実数とかけると答えは実数になります。こんな具合に、「種類の違うものの計算」は、より幅広く値を扱えるほうの種類の値になります。
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public class Syohizei {
public int price;
public void setPrice(int n){
price = n;
}
public double getZeikomi(){
double kekka = price * 1.05;
return kekka;
}
}
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