では、Dartというプログラミング言語について説明をしていきましょう。具体的な文法などの話にはいる前に、まず前回作成したスクリプトがどんなものだったか確認しておきましょう。
下のリスト欄にあるのが、前回作成したサンプルです。非常に単純なものですが、Dartのスクリプトの基本がわかります。Dartのスクリプトは、以下のような形で記述します。
void main() {
……ここに処理を記述……
}
これは「
main関数」と呼ばれるものです。関数について説明するのはずっと先になりますが、とりあえず今は「
main関数というものがあって、こう書くんだ」ということだけわかっていればいいでしょう。
このmain関数は、スクリプトを実行したときに最初に実行されるものです。Dartは、
dartコマンドでスクリプトを実行すると、そのスクリプトファイル内から
main関数を探します。今の段階では、この形を丸暗記しておいて下さい。そして、スクリプトを書く際には、必ずこの
main関数を用意し、その中に処理を書くようにして下さい。