作成したhelloアプリケーションには、まだWebページはありません。では、簡単なページ処理を追加してみましょう。
ページの処理(アクセスしたときに表示する内容を生成する処理)は、アプリケーションフォルダの「
views.py」に記述します。「
hello」フォルダ内の
views.pyをテキストエディタ等で開いて下さい。そして、下に上げたリストを記述しましょう。
注意してほしいのは、
インデントです。Djangoのスクリプトは、タブではなく、半角スペース4つでインデントを行なって下さい。タブを使うと後でエラーになります。
■ビューの関数について
画面表示を行う処理(ビュー)は、関数として定義します。これは以下のような形で定義します。
def 名前 (request):
……実行する処理……
return HttpResponse( 出力内容 )
ビューを定義する関数では、
requestという引数が1つ用意されます。これは
HttpRequestというクラスのインスタンスで、HTTPリクエスト(クライアント側からサーバーへのアクセス)に関する機能などをまとめたものです。クライアントがアクセスした際の情報などはこのインスタンスを使って利用できるようになっています。
このビュー用の関数では、最後に
HttpResponseクラスのインスタンスを返しています。これは、HTTPのレスポンス(アクセスした側に返送する処理)に関する機能がまとめられているクラスです。
ここでは、
HttpResponseインスタンスを作る際、引数にテキストが設定されていますね。これが、実際にクライアント側に返送される内容になります。つまり、テキストやHTMLのコードを引数にして
HttpResponseを作成しreturnすれば、引数に指定した内容がクライアント側に表示される、というわけです。
このように、「
HttpRequestを受け取り、
HttpResponseを返す」というのがビュー用関数の基本です。この基本をまずはしっかりと頭に入れておきましょう。