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Calendar API v.3 によるカレンダーアクセス (2/5)

■Calendarのリストを取得する

まずは、カレンダーのリストを得るところから説明しましょう。Calendar API v.3では、カレンダー関係の機能は「Calendar」というオブジェクトとして用意されています。(間違えやすいんですが)標準のCalendarAppで得られるカレンダーもCalendarでしたが、それとは全然別のものです。

このCalendarには、Googleカレンダーに関する主な情報や操作機能がすべてまとめられています。扱っているカレンダーは、Calendar.CalendarListというものにまとめられています。このCalendarListには、CalendarListCollectionというオブジェクトが設定されています。これは、CalendarListという、カレンダーのリスト(Googleカレンダーに組み込まれているカレンダーを扱うためのもの)のコレクションです。ここから以下のようにしてカレンダーを取り出します。
変数 = Calendar.CalendarList.list();
これで得られるのは、CalendarListオブジェクトをまとめたものです。このオブジェクトの「items」というプロパティに、カレンダーの情報をまとめたオブジェクトが配列として用意されています。このオブジェクトから、カレンダーの情報は一通り得ることができます。例えば、以下のような具合です。

・CalendarListの主なプロパティ
id――カレンダーのIDです。
summary――これが、カレンダー名(Googleカレンダーに表示されている名前)になります。
description――カレンダーの説明文です。
timeZone――タイムゾーンを示すテキストです。
etag――ETag(HTTPのレスポンスヘッダで使われる識別情報)の値です。

実際の利用例を以下に挙げておきましょう。ここでは、利用されているカレンダー名をすべてログに出力しています。



(by. SYODA-Tuyano.)

※リストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっているとリストなどが表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

function myFunction() {
    calendars = Calendar.CalendarList.list(); 
  for (var i in calendars.items) {
    var calendar = calendars.items[i];
    Logger.log(calendar.summary);
  }
}



   

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