では、管理ツールを使ってみましょう。まず、サーバーでプロジェクトを実行します。コマンドプロンプトまたはターミナルから以下のように実行して下さい。
python manage.py runserver
これでサーバープログラムが実行されます。起動したら、Webブラウザで以下のアドレスにアクセスをして下さい。
http://localhost:8000/admin
これで管理ページへのログイン画面が現れます。ここで、先ほど登録した管理者のユーザー名とパスワードをそれぞれ入力して下さい。そして「LOG IN」ボタンをクリックすれば、ログインし、管理ページにアクセスできます。
■管理ツールについて
管理ページは、「
Django administration」というもので、ページ内にいくつかの表示項目が並んでいます。上から順に簡単に説明しておきましょう。
AUTHENTICATION AND AUTHORIZATIONこれは、サイト全体の管理に関するモデルです。管理ツールを利用するために以下の項目が用意されています。
Groups ――複数の利用者をまとめるグループを作成するためのものです。
Users ――管理ツールの利用者を作成するものです。
HELLOこれは、「
hello」アプリケーションに用意されているモデルです。ここでは「
Persons」という項目が用意されていますね。先に
admin.pyで
Personを登録していたため、ここに項目が表示されるようになっているのです。登録された項目は「
Persons」と、モデル名の
Personの複数形になっています。
いずれの項目も、クリックするとそのモデルの編集ページに移動します。また右側にある「
Add」や「
Change」といったリンクをクリックすることで、新しいレコードの作成や、既にあるレコードの編集画面に移動することができます。