では、Gradleを使えるようにセットアップしましょう。Gradleは、GradleのWebサイトでバイナリファイルが配布されています。が、多くの人は、「ファイルをダウンロードして配置して……」といったやり方は取らないでしょう。
Gradleはさまざまな
パッケージ管理ツールに対応しています。ここではWindowsとmacOSの代表的なパッケージ管理ツールを利用したインストール法について説明しておきましょう。
■Scoopでインストール(Windows)
Windowsでは、あまりパッケージ管理ツールは普及しているとはいえません。おそらく「そんなもの何も用意してない」という人がほとんどでしょう。
Gradleでは、「
Scoop」というWindosのパッケージ管理ツールに対応しています。まずは、Scoopをインストールしましょう。これは、
PowerShellで行います。PowerShellを起動して、以下のコマンドを実行して下さい。
iex (new-object net.webclient).downloadstring('https://get.scoop.sh')
これでScoopがインストールされます。なお、「PowerShellってどうやって起動するの?」という人は、スタートメニューを右クリックして
<ファイル名を指定して実行>メニューを選び、「
powershell」と入力して実行して下さい。これでPowerShellのウインドウが開かれます。
■Gradleのインストール
Scoopが用意できたら、Gradleをインストールします。コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行して下さい。
scoop install gradle
これでしばらく待っていればインストール完了します。おなじみの環境変数pathの設定なども必要なし。実に簡単!