では、作成されたプロジェクトを実行してみましょう。Djangoには、動作チェック用のWebサーバー機能が組み込まれており、これを使ってその場でプロジェクトを動かし動作確認をすることができます。
コマンドプロンプトまたはターミナルで、作成したプロジェクトのフォルダ(ここでは「djangoapp」フォルダ)の中に、cdコマンドで移動して下さい。そして以下のようにコマンドを実行します。
python manage.py runserver
これで、Webサーバープログラムが実行され、このプロジェクトにアクセスできるようになります。ブラウザから以下のアドレスでアクセスしてみましょう。
http://localhost:8000/
用意されているサーバープログラムは、通常とは違い、
8000番というポート番号を使っています。このため、アクセス時には
localhost:8000というようにポート番号をつけてアクセスして下さい。これで、Djangoにデフォルトで用意されているサンプルページが表示されます。
なお、既に別途Webサーバープログラムなどがインストールされていて8000番ポートが使えないような場合には、別のポート番号を指定して実行できます。
python manage.py runserver 番号
こんな具合に、最後にポート番号を付けて実行すると、指定のポート番号でサーバーが起動します。
――とりあえずですが、これで「プロジェクトの作成から、Webアプリケーションで動かすまで」が一通りできるようになりました。次回から、作成したDjangoぷろじぇくとを使いながら、Djangoについて説明をしていくことにしましょう。