■変数を使ってみよう
では、実際に変数を使ってみましょう。変数を使って、いくつかのデータを加算していく処理を作ってみることにします。
●変数の用意●
ここでは、整数の値を保管するための変数を1つだけ用意しましょう。作成後、以下のように設定をして下さい。
変数名:val
変数の種類:Integer
デフォルト値:ゼロ
●用意するノード
「Begin Play」――イベントのノードですね。今回もこれを使います。
「シーケンス」――これはフロー制御のノードで、複数の処理を順番に実行していくためのものです。グラフを右クリックし、「シーケンス」とタイプすれば見つかります。この「シーケンス」を2つ用意して下さい。
「Integer + Integer」――整数の値どうしを足し算するためのノードですね。グラフを右クリックし、「+」とタイプすれば見つかります。今回は、これを3つ用意しましょう。
変数valの「取得」ノード――これは1つだけ作成しておきましょう。
変数valの「設定」ノード――これは、3つ作成して下さい。
「Print String」――値を表示するためのものでしたね。これも1つ作成しておきましょう。
●ノードの接続と設定●
「Begin Play」のExec出力 → 「シーケンス」1つ目のExec入力
「シーケンス」1つ目の「Then 0」 → 「シーケンス」2つ目のExec入力
「シーケンス」2つ目の「Then 0」 → 「SET(変数Val)」1つ目のExec入力
「シーケンス」2つ目の「Then 1」 → 「SET(変数Val)」2つ目のExec入力
「シーケンス」2つ目の「Then 2」 → 「SET(変数Val)」3つ目のExec入力
「Val」 → 「Integer + Integer」1つ目の上の入力項目(下の入力項目には適当な数値を入力)
「Val」 → 「Integer + Integer」2つ目の上の入力項目(下の入力項目には適当な数値を入力)
「Val」 → 「Integer + Integer」3つ目の上の入力項目(下の入力項目には適当な数値を入力)
「Integer + Integer」1つ目のExec出力 → 「SET(変数Val)」1つ目の「Val」
「Integer + Integer」2つ目のExec出力 → 「SET(変数Val)」2つ目の「Val」
「Integer + Integer」3つ目のExec出力 → 「SET(変数Val)」3つ目の「Val」
「シーケンス」1つ目の「Then 1」 → 「Print String」のExec入力
「Val」 → 「シーケンス」2つ目のIn String(途中にキャストノードが自動追加される)
すべて完成したら実行してみましょう。3つの「Integer + Integer」に用意した値がすべて変数Valに加算され、合計が計算できるのがわかります。
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