■IApplicationクラスの働き
publicクラスである「SampleIapp」は、IApplicationというクラスを継承して作られています。これが、iアプリの本体プログラムといってよいでしょう。iアプリのプログラムは、必ずIApplicationを継承して作成されます。
ただし、これ自身は、ケータイの画面に何かを表示したりする働きはありません。これは、プログラムを管理する部分であり、実際に画面に何かを表示したり操作したり、といったことはやらないのです。画面には表示されない、背後で動いている「見えない管理者」なのです。
このクラスには「start」というメソッドが用意されています。これは、iアプリ起動時に最初に呼び出されるもので、ここにプログラムの処理化処理などを用意します。ここでは、
Display.setCurrent((Frame)new MainPanel());
こういう一文がありますね。この「Display.setCurrent」というメソッドは、引数のインスタンスを画面に表示するように設定するものです。ここでは、もう1つのクラスMainPanelを引数に指定しています。こうして、MainPanelを画面に表示していた、というわけです。
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public class SampleIapp extends IApplication {
public void start() {
Display.setCurrent((Frame)new MainPanel());
}
}
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