HashSet 変数 = new HashSet();こんな具合ですね。では、HashSetに用意されている主なメソッドについて簡単に整理しておきましょう。
《HashSet》.add( 値 );「add」メソッドは、値をHashSetに追加します。引数に、追加する値を用意しておきます。追加されているオブジェクトをHashSetから取り除きたい時は、「remove」を使います。引数に、取り除く値を指定します。その値がHashSetに含まれていてもいなくてもエラーにはなりません。含まれていた場合はtrueが、いなければfalseが返されるのでそれで確認できるでしょう。
boolean 変数 = 《HashSet》.remove( 値 );
boolean 値 = 《HashSet》.contains( 値 );「contains」は、引数に指定した値がそのHashSetに含まれているかどうかをチェックするものです。含まれていればtrue、いなければfalseを返します。
int 変数 = 《HashSet》.size();そのHashSetに含まれている値の数を整数で返すものです。
Object[] 変数 = 《HashSet》.toArray();HashSetに含まれている全要素を配列として取り出すものです。返されるのは、Objectの配列になっています。ArrayListと同じように、すべての値は一度Objectにキャストして保管されるので、取り出した後で必要に応じて元のクラスにキャストし直します。
for(Object obj : set){……略……}このforは、コレクションや配列から順番に要素を取り出して処理するための専用のものです。「for (変数 : コレクション)」というように書くことで、コレクションから順番に値を取り出しては変数に設定する、ということを繰り返していきます。とても重宝する構文なのであわせて覚えておきましょう。
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import java.util.*; public class TestApp { public static void main(String[] args) { HashSet set = new HashSet(); set.add("太郎"); set.add("花子"); set.add("イチロー"); set.add("花子"); for(Object obj : set){ System.out.println(obj); } } }
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