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レイアウトの基本を理解しよう! (5/6)

■main.xmlのソースコードをチェックする

では、ソースコードを見てみましょう。main.xmlを見ると、以下にあげるようなソースコードが書かれていうることがわかります。

XMLのタグがいくつか入れ子になっていることがわかりますね。これらを見ると、どうやら以下に整理しているような構造になっていることがわかるでしょう。

つまり、<LinearLayout>というタグの中に、<TextView>タグが組み込まれているわけですね。それぞれのタグには、たくさんの属性が書かれているのでわかりにくくなっていますが、タグの構造としては実にシンプルなものです。これらは、「コンポーネント」と呼ばれる、androidの画面に配置される部品を示すタグなのです。

この<LinearLayout>タグというのは、「LinearLayout」というレイアウトのための部品です。androidでは、まずベースにこのレイアウトを配置し、その中にさまざまな部品類を組み込んでいきます。LinearLayoutは、もっとも一般的に使われるレイアウトで、縦または横にコンポーネントを並べて配置していくものです。

この中に組み込まれているTextViewは、テキストを表示するコンポーネントです。AWTのLabelに相当するものと考えればよいでしょう。サンプルでは、このコンポーネントを1つだけ組み込んでテキストを表示していたのですね。

いずれのタグも、「android:○○」という属性が多数用意されています。これらが、コンポーネントの属性を指定するものです。ここでは、それぞれ以下のようなものが用意されています。

orientation――レイアウトの方向
layout_width――横幅の指定
layout_height――縦幅の指定
text――表示テキストの指定

このようにして表示されるコンポーネントの状態を設定していたわけです。XMLによる定義というのは、AWT/Swingなどとは少々勝手が違いますが、やっていることはそれほど違うわけではないんだ、ということがおわかりでしょう。


(by. SYODA-Tuyano.)

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main.xmlのソースコード
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    android:orientation="vertical"
    android:layout_width="fill_parent"
    android:layout_height="fill_parent"
    >
<TextView  
    android:layout_width="fill_parent" 
    android:layout_height="wrap_content" 
    android:text="@string/hello"
    />
</LinearLayout>

※main.xmlの基本形
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout>
    <TextView />
</LinearLayout>




   

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