作成されたプロジェクトの中身は、
Project Explorerに階層的に表示されています。「
src」フォルダの中に「
main」があり、この中にソースコード類はすべて入っています。ここには「
java」と「
webapp」という2つのフォルダがあります。
●「java」フォルダこれは、Javaのソースコードファイル関係が保管されるところです。サーブレットやJavaBeansなどのクラスを作る場合には、この中にパッケージのフォルダを作り、その中にソースコードファイルを用意します。
●「webapp」フォルダこれが、実際にデプロイされるWebアプリケーションのディレクトリになります。EclipseでGAE/Jのプロジェクトを作成した際、プロジェクトに作られる「
war」フォルダに相当するものと考えればよいでしょう。
これを開くと、中にindex.jspだのといったJSP/HTMLファイルや、おなじみの「
WEB-INF」フォルダなどが用意されています。JSP/HTMLファイルや各種のXMLファイルなどのたぐいは、ここにあるものを直接開いて編集します。
■覚えておくくべき基本操作
開発を行う上で必要な操作というのは、実際はそんなに多くはありません。現時点でCloud IDEはEclipseのように多機能ではなくて、もっとシンプルな作りになっていますので、いくつかの機能の使い方を覚えておけばそれで十分でしょう。以下に簡単に整理しておきましょう。
・パッケージ作成パッケージは、「
java」フォルダを選択し、
<File><New>メニューにある
<Package>サブメニューを使って作成します。例えば、「
jp.tuyano.libro」とパッケージを作ると、javaフォルダの中に「
jp」フォルダ、その更に中に「
tuyano」フォルダ、そのまた中に「
libro」フォルダ、という具合にフォルダが自動生成されます。
・Javaクラスの作成Javaソースコードファイルの作成は、それを保存するパッケージ内のフォルダを選択し、
<File><New><Java Class>メニューを選んで作成することができます。メニューを選ぶと、
Nameと
Type(クラス名と種類。クラスかインターフェイスかなどの指定)を設定するダイアログが現れるので、それらを入力するだけです。
・HTML/CSS/JS/JSPファイルこれらのファイル類も、基本的には同じです。ファイルを作成する場所として「
webapp」フォルダ(またはその中の任意のサブフォルダ)を選択し、
<File><New>メニューから、作成したいファイルのサブメニューを選ぶと、いきなりそのファイルのエディタが開かれ編集できるようになります。注意したいのは、まだこの状態ではファイルは作られていない、という点です。これを閉じたり
<File><Save>メニューを選ぶと、画面に保存するファイル名を入力するダイアログが現れるので、ここで名前をつけて保存してやります。