■GAEのログインとプロジェクト作成
では、実際にCloud IDEでプロジェクトを作成してみましょう。これには、まずGAEにログインしておいたほうが何かと便利です。
●GAEのログイン
1. <PaaS>メニューの<Google App Engine>メニューから、<Login>を選んで下さい。
2. 画面に「Not Authorized」というダイアログが現れるので、「Authenticate」というリンクをクリックします。
3. 使用するアカウントを選択する画面が現れるので、使うものを選択しておきます。
4. 画面にGoogleアカウントの使用許可の画面が合われるので、許可して下さい。
これで、アカウント使用許諾のウインドウを閉じれば、Cloud IDEからGAEにアクセスできるようになります。
●プロジェクト作成
1. <Project>メニューから、<New>メニュー内にある<Create Project>サブメニューを選びます。
2. 画面にダイアログが現れます。ここで、作成するプロジェクトの種類を選びます。GAE/Jの場合、「App Engine Java」というものを選んで「Next」ボタンを押します。
3. 「Deply to PaaS」というダイアログが現れます。ここで、Deploy to:で「Google App Engine」が選ばれているのを確認します。また既にデプロイするアプリケーションが用意されている場合は、「Use existing Google App Engine id:」というチェックをONにし、GAEに用意してあるアプリケーションIDを入力します。
4. 「Finish」ボタンを押せば、プロジェクトが作成されます。
5. GAEのアプリケーションIDを設定していなかった場合には、「Create Application on Google App Engine」というタイトルのダイアログが現れます。ここで「Create GAE Application」というリンクをクリックすると、新しいウインドウが開かれ、GAEのアプリケーション作成画面になります。
プロジェクトの作成は、原則として「GAEへのログイン」「デプロイ先のアプリケーションの用意」「Cloud IDE側のプロジェクト生成」といった3つの作業をまとめて行うことになります。ログインやデプロイ先アプリの用意などはプロジェクト作成の前にやっておけるものですから、これらを済ませてからCreate Projectを呼び出すのが良いでしょう。
――作成されたプロジェクトには、デフォルトの状態でいくつものファイル類が用意されています。web.xmlやappengine-web.xmlなどの設定ファイルはもちろん用意されていますが、その他にも2つのJSPファイルとサーブレットクラスが用意されています。
これ、よく見ると、実はGoogleが提供する全文検索のデモプログラムなのです。なぜこうなっているのかよくわかりませんが、まぁ「プロジェクトを作ったらすぐに何らかのデモが動く」というのは学習には便利かも知れません。
もちろん、自分で何かを作成する場合は、ここから不要なサーブレットやパッケージのフォルダなどを削除し、新たにファイルを作成追加していけばいいわけです。
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