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JavaScriptで作ろう! Windows 8 アプリ・プログラミング入門

開発の準備からプロジェクト作成まで (4/4)

作成:2012-11-09 08:05
更新:2012-11-09 08:05

■プロジェクトの構成を頭に入れよう

作成されたプロジェクトには、既にたくさんのファイルが用意されています。ソリューションエクスプローラーを見てください。一番上に、「ソリューション ’○○'」とソリューション名が表示され、その下に作成したプロジェクト名が表示されます。この中に、実際にプロジェクトで作られているファイルが階層的に表示されることになります。これらの役割について、ひと通り頭に入れておくことにしましょう。

・参照――プロジェクトで使用するライブラリがまとめられています。これはプロジェクト作成時に自動設定されるので特に操作することはありません。

・「css」フォルダ――スタイルシートのファイルが保管されます。デフォルトで「default.css」というファイルが用意されています。

・「images」フォルダ――イメージファイルがまとめられるところです。デフォルトでロゴやスプラッシュウインドウ(起動時に表示されるウインドウ)用のイメージファイルが用意されます。

・「js」フォルダ――これがJavaScriptのスクリプトファイルを保管するところです。デフォルトで「default.js」というファイルが用意されます。

・default.html――画面表示用のHTMLファイルです。デフォルトで作成されるもので、これがアプリ起動時に表示される画面になります。

・○○_TemporaryKey.pfx――デジタル証明書ファイルです。自動生成されすので操作することはありません。

・package.appxmanifest――マニフェストファイルというものです。アプリに関する各種設定情報を記録するものです。

これらのファイルのすべてを最初から操作する必要はありません。アプリ作成には、まず「HTMLファイル」と「JavaScriptファイル」の2つを編集するだけ、と考えてください。


――ひと通りの構成がわかったら、実際にプロジェクトを実行してみましょう。ウインドウ上部にあるツールバーから三角アイコン(プレイのアイコン)に「ローカルコンピューター」と表示されている項目をクリックすると、プロジェクトがビルドされ、アプリが起動します。

デフォルトでは、「ここにコンテンツを挿入」というテキストが表示されているだけの何もないアプリが起動します。が、とりあえずアプリが動いていることは確認できるでしょう。動くことがわかったら、アプリを終了します。Windows Storeアプリでは、アプリの一番上をドラッグしてつかみ、そのまま一番下まで持っていくと終了できます。

これで、プロジェクトの作成から実行まで、ひと通りの使い方がわかりました。次回からいよいよアプリの作成について説明していくことにしましょう!

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