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初心者のためのPlay Framework入門

Herokuの準備を整えよう! (3/4)

作成:2013-01-06 15:00
更新:2013-01-06 15:00

■Herokuへデプロイしよう!

さて、プロジェクト側の準備ができたら、Webアプリケーションをデプロイしてみましょう。これには「Git」というプログラムを使います。これは、Heroku Toolbeltでインストールされています。「Program Files」の「Git」フォルダ内にある「Git bash」を起動してください。(コマンドプロンプトからGitコマンドを実行できるように環境設定されているならばコマンドプロンプトでもかまいません)

では、順番にコマンドを実行して行きましょう。まず、cdコマンドでWebアプリケーションのフォルダに移動をしてください。そして、以下の順番にコマンドを実行していきます。
git init
Gitの初期化作業です。これで必要なファイル類がWebアプリケーション内に保存されます。
heroku create 名前
Herokuにアプリケーションを作成します。「名前」には、作成するアプリケーション名を指定します。これは、Herokuを利用するすべてのアプリケーションでユニーク(同じ名前がない)である必要があります。従って、既に使われている名前は使えません。絶対に他の人が使っていない名前を考えて指定してください。

このheroku createを行うと、Herokuへアプリケーションを作成し、あわせてgitへのリポジトリ登録が行われます。gitを利用したことがあれば、リポジトリの登録をしないと使えないことをご存知と思いますが、その作業は不要です。
git add .
gitに、フォルダ内にあるすべてのファイル類を追加します(最後のピリオドを忘れないように!)。これで、ファイル類の修正や新規追加などの情報が登録されます。
git commit -m "コメント"
コミット」という作業を行います。「コメント」の部分には、適当にテキストを書いてください。これで、先程git add .で追加された更新情報がすべて送信されます。
git push heroku master
最後に「プッシュ」という作業を行います。これで、コミットした更新情報がすべて実行されます。ローカルにあるファイル類がすべて送信され、必要なライブラリなどのインストールなどがサーバー側で実行されていきます。このプッシュ処理は、けっこう時間がかかるのでひたすら待ってください。

すべて終わったら、「Heroku Dashboard」というページにアクセスをしてみましょう。以下のアドレスになります。
https://dashboard.heroku.com/
ここに、作成したアプリケーションが表示されているはずです。このアプリ名をクリックすると、アプリの詳細情報のページに移動します。「Open Application」というリンクをクリックすれば、そのアプリケーションのアドレスにアクセスします。「Your new application is ready.」といったテキストが表示されていれば、デプロイは成功です!

ローカル環境で実行した時と、Herokuにデプロイした時で表示される画面が違いますが、これはローカルでplay runしたときは正式リリースではなく開発時の実行環境であったためです。この画面を修正して、自分なりのWebアプリを作っていく事になるわけですね。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

※下図――Heroku Dashboardで、作成したアプリケーションの詳細画面を開いたところ。ここからアプリのページを開ける。

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