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初心者のためのUnreal Engine ブループリント入門

計算の基本を覚えよう (6/6)

作成:2015-02-07 09:49
更新:2015-02-07 09:49

■複雑な計算は「数学式」で!

演算ノードを使えば計算はできますが、しかし複雑な計算になるとノードを組み立てるのがかったるくなるでしょう。例えば、「(a + b - c) * d」なんて計算をしようと思ったら、「a + b」のノード、「その結果 - C」のノード、「その結果 * d」のノード、と3つのノードを作ってつなげないといけません。もっと複雑な計算になれば、更に演算ノードは増えます。

ちょっとした計算に、そんないくつもノードを作って組み合わせるのは効率的ではありません。こんなときは、「数学式」ノードを利用しましょう。

「数学式」は、計算を行うための特別なノードです。グラフを右クリックし、メニューの一番下にある「数学式を追加...」という項目を選ぶと作成されます。

数学式は、名前を入力するフィールドが1つあるだけのシンプルなものです。このフィールドに、計算する式を記入します。何かの数字をはめ込みたいところは適当な名前をつけて記述します。例えば、先ほどの「(a + b - c) * d」みたいな感じで書けばいいのです。

式を書いたら、Enterキーを押して確定しましょう。すると、式を解析して、その式のためのノードに作り替えられるのです。例えば、「(a + b - c) * d」という式を入力すると、左の入力側に「a」「b」「c」「d」という項目が自動的に作成されます。後は、作成されたそれぞれの項目に値を設定すればいいのです。

式の入力を間違えた場合は、ノードを右クリックし、「名前変更」メニューを選ぶと、式を再入力できるようになります。ここで式を書きなおしてEnterすれば、また再解析され項目が自動生成されます。

数学式は非常に便利なので、計算はもうこれ1つだけ覚えておけばOK!と思うかもしれません。まぁ、それでもいいのですが、一つ頭に入れておいて欲しいのは、「数学式はすべてFloatの値として計算をする」という点でしょう。ですから、整数の計算をしたいような場合には注意しないといけません。

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