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初心者のためのUnreal Engine ブループリント入門

フロー制御を理解しよう (5/7)

作成:2015-02-14 10:47
更新:2015-02-14 10:47

■条件を使った繰り返し「WhileLoop」

ここまでは、条件や値などを使って処理を分岐するためのものでした。が、フロー制御は分岐の他にもあります。それは「繰り返し」です。

繰り返しは、あらかじめ用意した処理を必要に応じて何度も繰り返し実行するためのものです。これは、繰り返しの仕組みに応じていくつかの種類が用意されています。

もっともシンプルなのは「WhileLoop」というノードでしょう。グラフを右クリックして「loop」とタイプすればすぐに見つかります。

WhileLoopは、条件をチェックして繰り返しを続けるかどうかを決めるノードです。これには以下のような項目が用意されています。

●入力側
Exec――ノードの左側にある、ノードの実行順を設定するためのものですね。
Condition――ブランチにもありましたね。これがチェックする条件となる値です。これがON(True)ならば、その後のLoop Bodyの処理を実行し、再びWhileLoopノードに戻ってConditionをチェックします。つまり、ConditionがON(True)である間は、Loop Bodyにある処理をひたすら繰り返し続ける、というわけです。

●出力側
Loop Body――これが、繰り返し実行する処理をつなげるところです。ConditionがON(True)の間、繰り返しここにつなげられた処理が実行されます。
Completed――これは、繰り返し処理が終わった後で実行される処理をつなげるところです。Conditionの値がOFF(False)になったら、このCompletedにつながっている処理を実行します。もうこれは実行した後も戻ってきたりはしません。


このWhileLoopは、仕組みは単純ですが、Conditionにつながった値が繰り返しに応じて変化するようなものでないといけません。これには、「変数」などのノードを利用する必要があるでしょう。もう少し進んで変数などを利用できるようになったところで改めて使ってみることにします。

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