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初心者のためのUnreal Engine ブループリント入門

マテリアルを作ろう (4/6)

作成:2015-03-07 10:41
更新:2015-03-07 10:41

■「Constant3Vector」ノードについて

色の値は、「Constant3Vector」というノードを利用しましょう。これは、3つの定数からなるVector値を表すものです。「Vector? それって前回、アクタの移動とかに使ったものじゃないか?」と思った人。その通り、VectorはX, Y, Zの3つの値を持ったもので、3次元上の位置や方向などを表すのに使いました。

が、よく考えてみると、色の値も実は3つの値でできてるんですよね。RGBのことです。だから、Vectorの値がそのまま使えるんです。Vectorは、「位置の値」とか「色の値」というものではありません。これは、ただ単に「複数の値をまとめたもの」であり、それ以上でも以下でもないのです。だから、位置や向きや回転方向や色など、「3つの値がセットで必要になる」シーンではたいてい使えるのです。

なお、色の場合、αチャンネルを使って透過度を指定する場合もあります。こんな場合は、「Constant4Vector」というものが使えます。これは、4つの値からなるVectorです。

このConstant3Vectorは、詳細パネルに「Constant」という設定があり、そこに「R」「G」「B」という3つの値が表示されます。これらの値を指定することで色を設定できます。

また、ノードの色が表示されている部分をクリックすると、画面にカラーパレットのウインドウが現れます。ここで色を選択しOKすることで色を設定することもできます。

先ほどのスペキュラとラフネスに加え、基本色を設定したところを下図に挙げておきます。こんな感じで、色を指定するだけのマテリアルなら割と簡単に作れることがわかりますね。

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