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PythonによるGoogle App Engine(GAE)プログラミング入門

Usersによるユーザー認証とエンティティ操作 (6/6)

作成:2010-01-03 19:29
更新:2010-05-10 21:39

■エンティティ編集のEditPageクラスの作成

では、コントローラー・クラスを作成します。main.pyに、以下に上げるリストを追記して、EditPageクラスを作成しましょう。そして、webapp.WSGIApplicationの作成部分を更に以下のように修正をします。
application = webapp.WSGIApplication([
    ('/', MainPage),
    ('/edit', EditPage),
    ('/del',DeletePage)
    ], debug=True)
これで完成です。今回は、getは@login_requiredアノテーションを使いました。先のDeletePageのgetと比べ、ログインの処理が簡潔になっていることがわかります。

エンティティの編集は、postで行っています。編集作業は、「編集するエンティティを取得し、そのプロパティを変更してからsaveする」というものです。get_by_idで指定したIDのエンティティを取得し、そのname、messageプロパティを変更してからsaveすれば、エンティティを修正することができます。

これで、モデル操作の基本となる「作成」「リスト表示」「修正」「削除」の作業が作成できました。これらの操作は、「Create」「Read」「Update」「Delete」の頭文字をとって「CRUD」と呼ばれます。このCRUDは、データベースの操作の基本中の基本と言えるものです。これらが用意できれば、とりあえずデータベースの基礎はOK!といってよいでしょう。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

class EditPage(webapp.RequestHandler):
  
  @login_required
  def get(self):
    id = self.request.get('id')
    if id:
      data = MyData.get_by_id(long(id))
      msg = 'このエンティティを編集します。'
    else:
      data = None
      msg = '編集するエンティティのIDが指定されていません。'
    params = {'data':data,
        'message':msg}
    fpath = os.path.join(os.path.dirname(__file__),'views','edit.html')
    html = template.render(fpath,params)
    self.response.headers['Content-Type'] = 'text/html'
    self.response.out.write(html)

  def post(self):
    id = self.request.get('id')
    nm = self.request.get('name')
    msg = self.request.get('msg')
    data = MyData.get_by_id(long(id))
    data.name = nm
    data.message = msg
    data.save()
    self.redirect('/')

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