libro
www.tuyano.com
初心者のためのC#プログラミング入門

制御構文をマスターする (2/5)

作成:2013-07-27 11:00
更新:2013-07-27 11:00

■値に応じていくらでも分岐する「switch」

if文は基本的に「正しいか否か」という二者択一の分岐でしたが、値をチェックしていくらでも分岐を作成できるのが「switch」という構文です。これは以下のように記述します。


・switch文の基本形
switch ( 値となるもの )
{
    case 値1:
    ……実行する処理……
    break;
    calse 値2:
    ……実行する処理……
    break;

    ……必要なだけcaseを記述……

    default:
    ……すべて当てはまらないときの処理……
    break;
}

switchの後の()内に、値が保管されている変数などを指定します。C#はこの値をチェックし、それと同じ値のcaseにジャンプをします。実行後、最後にあるbreak;までくると構文を抜けて次へと進みます。このswitchには、構文を抜け出すという働きはないため、必ずcaseに書いた処理の最後でbreakを用意する必要があります。

指定した値のcaseが見つからない場合は、最後のdefaultにジャンプします。これはオプションで、省略することも可能です。その場合、caseが見つからなければ何もせずに次へと進みます。

下に簡単な利用例を挙げておきます。変数sの値に応じてメッセージを表示するものです。サンプルでは、"hello"と設定されているため、「Hi!」と表示されます。変数sの値を"ok"にすれば、「OK!」と表示されます。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

string s = "hello";
switch (s)
{
    case "ok":
    Console.WriteLine( "OK!");
    break;
    case "hello":
    Console.WriteLine("Hi!");
    break;
    case "bye":
    Console.WriteLine( "good bye...");
    break;
    default:
    Console.WriteLine("???");
    break;
}
※関連コンテンツ

「初心者のためのC#プログラミング入門」に戻る