libro
www.tuyano.com
初心者のためのC#プログラミング入門

制御構文をマスターする (3/5)

作成:2013-07-27 11:05
更新:2013-07-27 11:05

■条件に応じて繰り返す「do」「while」

続いて、繰り返しのための構文です。これもいくつかの種類が用意されています。

繰り返しの基本は「do」と「while」というものでしょう。2つありますが、基本的な考え方は同じで、条件をチェックして繰り返しを行うというものです。これは以下のように記述します。

・do構文の基本形
do
{
    ……繰り返す処理……
} while ( 条件 );

・while構文の基本形
while ( 条件 )
{
    ……繰り返す処理……
}

doは繰り返す処理を実行した後で、whileは実行する前に、それぞれ条件をチェックします。そして条件の結果がtrueならば繰り返しを続けます。falseならば繰り返しを抜けて次に進みます。


※両者の違いは?

どちらも同じように思えますが、決定的に違うのは「最初から繰り返す条件が成立していない場合」です。whileは、条件を確認してから繰り返しを行うため、最初から条件がfalseならば繰り返しは全く何も行わずに次に進みます。

が、doは繰り返し処理を行った後で条件をチェックするため、最初から条件がfalseであっても必ず1度は繰り返し部分を実行することになります。

下の例は、ありがちですが、0~指定の数までの整数の合計を計算するものです。変数endに適当に数字を設定すると、その数までの合計を計算して表示します。ここでは、endに終了の数、nに現在の数、reに加算した数をそれぞれ保管しています。nを1ずつ増やしながらreに足していき、それがendより大きくなったら繰り返しを抜ける、というわけです。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

int  end = 100;
int n = 0;
int re = 0;
while(n <= end)
{
    re = n++;
}
Console.WriteLine("total: " + re);
※関連コンテンツ

「初心者のためのC#プログラミング入門」に戻る