では、配置した部品類を扱うためのブループリントを作成しましょう。エディタの右上にある「グラフ」をクリックして、ブループリントの編集エディタに切り替えます。デフォルトで「Event Graph」が用意されているので、ここにノードを配置して作成をします。では、以下のように作成をしていきましょう。

●変数の用意
まず、変数を用意しましょう。ここでは３つの変数を用意します。といっても、２つは自動生成されているはずなので、作成するのは実質１つだけです。

Button_1――Buttonを配置した際に自動生成されているはずです。Buttonのインスタンスが設定された変数です。
EditableTextBox_1――これも、TextBoxを配置した時に自動生成されているでしょう。

MessageText――これが新たに作るものです。変数のタイプは「テキスト」にしておいてください。デフォルト値に「type text...」としておきましょう。

●ノードの作成
続いて、「Event Graph」にノードを作成していきます。これは「OnClick」以外は、右クリックしたメニューから選んで作成していけばOKです。

・「OnClicked(Button_1)」ノード
これは、配置したButtonをクリックした時のイベントノードです。これは「Event Graph」で作成しません。デザイナーで作成をします。右上の「デザイナー」をクリックして表示を切り替えて下さい。

配置したButtonを選択し、詳細パネルの一番下にある「イベント」から「OnClick」項目の「＋」ボタンをクリックして下さい。これで、このButtonをクリックした時の「OnClick」イベントノードが「Event Graph」に追加されます。

・「EditableTextBox_1」ノード
変数欄にある「EditableTextBox_1」をグラフ内にドラッグ＆ドロップし、「取得」メニューを選んで作成します。

・「SET」（MessageTextの設定）ノード
変数欄にある「MessageText」をグラフ内にドラッグ＆ドロップし、「設定」メニューを選んで作成します。

・「Get Text(TextBox)」ノード
グラフを右クリックし、「get text」とタイプすれば見つかります。「状況に合わせた表示」のチェックはOFFにしておきましょう。

●ノードの接続
「OnClicked(Button_1)」→「SET」
「EditableTextBox_1」→「Get Text(TextBox)」のターゲット
「Get Text(TextBox)」の「Return Value」→「SET」の「MessageText」

これで、ButtonをクリックしたらTextBoxのテキストを取り出し、変数MessageTextに設定する、という処理ができました。