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初心者のためのGroovy/Grails入門

Grailsを使ってみよう! (6/6)

作成:2013-09-21 10:43
更新:2013-09-21 10:43

■GGTSでアプリを作ってみる! (2)

作ったプロジェクトに、先ほどコマンドで作ったのと同じようにコントローラーというものを作ってみましょう。

<File><New><Controller>メニューを選び、コントローラーを作成するためのダイアログを呼び出します。そして「name」というフィールドに名前を入力します。ここでは「Helo」と書いておきましょう。そのまま「Finish」ボタンを押せば、コントローラーが作られます。

ファイルが作られると同時に、画面には「HeloController.groovy」というファイルが開かれ、編集できる状態になります。ここで、そのままソースコードを編集すればいいわけですね。先ほど書いたソースコードをそのままここでも書いて試してみると良いでしょう。


■プロジェクトを実行するには?
作ったプロジェクトを実際に動かしてみましょう。画面に左側にある「Project Explorer」というエリア(ビューといいます)に、作ったプロジェクトのフォルダやファイルがずらっと表示されていますね? ここから、プロジェクトのフォルダ(「GrailsApp」フォルダ)を選択してください。

その状態のまま、<Run><Run As><Grails Command(run-app)>メニューを選びます。これで、run-appコマンドが実行され、サーバーでアプリケーションが実行されます。単純ですね。停止するときは、画面の下部に見える「Console」というビュー(サーバー実行時にいろいろとテキストメッセージが出力されているところです)の右上に見える赤いアイコンをクリックすれば停止します。

■プロジェクトをサーバーに追加
もう1つの方法は、GGTSのサーバー設定にプロジェクトを組み込むやりかたです。画面左下に「Servers」というビューが見えますね? この中に、「MVWare vFabric tc Server Developer Edition」という項目が見えます。これが、GGTSに標準で用意されているサーバーです。

Project Explorerにあるプロジェクトのフォルダ(「GrailsApp」フォルダ)をドラッグし、この「MVWare vFabric tc Server ……」のアイコンのドロップしてください。これでプロジェクトのアプリケーションがサーバーに組み込まれます。

後は、Serversビューにある「Start」アイコン(ビデオのプレイボタンみたいなアイコン)をクリックするだけでいつでもサーバーを起動できます。またサーバーにはいくつものプロジェクトを組み込めますから、複数のアプリケーションをサーバーに公開してまとめて動作チェックしたりもできます。


――というわけで、Grails開発の準備を整え、実際にアプリケーションを作って内蔵サーバーで動作確認するまでの一連の流れが頭に入りました。たったこれだけで開発を始めるための準備はすべて整ったことになります。従来の「プロジェクトにフレームワークを組み込んで必要な諸設定を行って何とか動くようにするまでの長い道のり」からすると驚くほど簡単なことが実感できるでしょう?

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

package grailsapp

class HeloController {

    def index() {
        render "<html><body><h1>Helo</h1><p>welcome to Grails!</p></body></html>"; // ★
    }
}


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