libro
www.tuyano.com
C#ではじめるWindows 8アプリ開発入門

開発の準備を整えよう! (3/5)

作成:2014-01-11 10:01
更新:2014-01-11 10:01

■ソリューション/プロジェクトの作成

Visual Studio Expressでは、プログラムの開発には「ソリューション」および「プロジェクト」というものを作成します。

ソリューションというのが、開発のもっとも大きな単位となります。「今回の開発に関するいろんなものを全部まとめておく入れ物」と考えるとよいでしょう。

そして、具体的なプログラム作成のための基本単位となるのが「プロジェクト」です。プロジェクトは、プログラム作成に関するさまざまなファイルや設定類をひとまとめにしたものです。何かプログラムを作ろうと思ったら、そのためのプロジェクトを作成します。

「なんでプロジェクトとソリューションとあるの? プロジェクトだけでいいじゃん」と思う人もいるでしょうが、何か大掛かりな開発とかする場合、いくつものプログラムを作ることになることもあります。だから、全体をソリューションとしてまとめ、その中に個々のプログラム作成のプロジェクトを作る、というようにしているのですね。

私たちアマチュアが作る程度のごくシンプルなプログラムは、たいてい「1つの開発=1つのプログラム作成」という感じですから、「ソリューション=プロジェクト」という感覚で考えていいでしょう。

では、プロジェクトを作りましょう(ソリューションは別に作る必要はありません。新規にプロジェクトを作ると、同時に新しいソリューションが用意され、そこに組み込まれるので)。<ファイル>メニューから<新しいプロジェクト>メニューを選んでください。画面にプロジェクト作成のためのダイアログが現れます。ここで必要な設定を行います。

●テンプレートのリスト表示
ダイアログの左側には、プロジェクトのテンプレートの一覧がリスト表示されます。ここで、作成するプロジェクトの種類を選びます。今回は、C#によるWindows 8アプリを作りますから、「Visual C#」というところにある「Windowsストア」というのをクリックしてください。

●テンプレートの選択
 左側のリストから項目を選ぶと、そのジャンルのテンプレートがその右(画面中央)にずらっと表示されます。今回は、ここから「新しいアプリケーション(XAML)」というのを選びましょう。これがWindows 8アプリのもっとも基本的なテンプレートになります。

●名前/場所/ソリューション名
下の部分には、プロジェクトの名前と保存場所、そしてソリューション名を指定する入力フィールドがあります。今回は、名前のところに「MyWin8App」と入力しておくことにします。場所は、デフォルトで設定されているままにしておきます。またプロジェクトの名前を入力すると自動的にソリューション名も設定されるので、これもそのままでOKです。

――以上を設定して「OK」ボタンをクリックすれば、新しいWindows 8アプリ作成のプロジェクトが作られます。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。


※関連コンテンツ

「C#ではじめるWindows 8アプリ開発入門」に戻る