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C#ではじめるWindows 8アプリ開発入門

開発の準備を整えよう! (4/5)

作成:2014-01-11 10:04
更新:2014-01-11 10:04

■プロジェクトの中身をチェックしよう!

プロジェクトが作られると、画面中央には「App.Xaml.cs」というウインドウが開かれソースコードが編集できる状態になります。また右側のソリューションエクスプローラーには、作成したプロジェクトの内容が階層的に表示されます。

ソースコードはひとまず脇において、ソリューションエクスプローラーに目を向けましょう。まず「ソリューション'MyWin8App'(1プロジェクト)」というソリューションを示す項目があり、その中に「MyWin8App」というプロジェクトの項目があります。そして更にその中に、プロジェクトに用意されている各種のファイルなどが表示されています。

これを見ると、プロジェクトには既に色々なファイル類が作成されていることがわかります。ここで主なものの役割をざっと整理しておきましょう。

Properties――ここにはプロジェクトに関する設定情報を記述したファイル(AssemblyInfo.cs)が用意されています。

参照設定――このプログラムで使うライブラリなどの参照が管理されています。これは触らないでください

Assets――プログラムで利用するリソース(イメージファイルなどのデータファイル類)をまとめてあるフォルダです。デフォルトでロゴのアイコンイメージなどが入ってます。

App.Xaml――アプリケーション本体のファイルです。この中には「App.Xaml.cs」というC#のソースコードファイルが入ってます。(今、画面中央に開かれているファイルです)

MainPage.Xaml――デフォルトで画面に表示されるページのファイルです。この中には「MainPage.Xaml.cs」というC#のソースコードファイルが入ってます。

MyWin8App_TemporaryKey.pfx――これはPersonal Information Exchangeというプログラムの証明書ファイルです。これも触らないでください。

Package.appxmanifest――このアプリケーションの配置パッケージ(プログラムを配布するときに用いられるもの)に関する設定ファイルです。アプリケーションの基本的な情報が書かれています。

私たちがこれから開発を行う上で使うのは「App.Xaml」と「MainPage.Xaml」です。まら「Package.appxmanifest」も必要に応じて編集することがあるでしょう。それ以外のものは当面、さわることはありません。

ここでしっかり頭に入れておきたいのは、Xamlというデータの構成です。これはXamlというXMLベースのデータファイルと、C#のソースコードファイルがセットになっています。App.XamlMainPageも、その中にcs拡張子のファイル(C#のソースコードファイル)が入ってましたね? 「Xamlで基本的な設定などの情報を管理し、その中のC#ファイルでそれに必要なソースコードを用意する」というのが、Visual Studioの基本なのです。

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