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App InventorによるAndroid開発入門

QRコード・スキャナーと音声認識を使おう! (2/6)

作成:2010-11-08 21:55
更新:2010-11-08 21:55

■バーコード・リーダーの処理を作成する

続いて、ブロック・エディタを起動し、バーコード・リーダーの処理を作成しましょう。今回は、2つの処理を作成します。

※1つ目の処理

「My Blocks」→「Button1」→「Button1.Click」
例によって、ボタンをクリックした時の処理を作成するための部品ですね。まずはこれを用意します。

「My Blocks」→「BarcodeScanner1」→「BarcodeScanner1.DoScan」
BarcodeScanner1の中にある「DoScan」という部品をドラッグし、先ほどの「Button1.Click」の凹み部分にはめ込みます。これが、バーコードをスキャンする処理の部品です。たったこれだけで、「ボタンをクリックするとバーコードをスキャンする」ということができてしまいます!

※2つ目の処理

「My Blocks」→「BarcodeScanner1」→「BarcodeScanner1.AfterScan」
これは、BarcodeScanner1でスキャンを完了した後で呼び出される処理です。これを用意することで、スキャン後に何かの処理を行わせることが可能になります。これは、Button1.Clickなどと同様に、新しい処理として何もない空白のエリアに配置します。

この部品を見ると、部品の右上に「result」という別の部品がくっついていることが分かります。この部品は、Definisitionの部品の1つで、「値などを保管しておく変数」と考えてください。このresultという変数に、DoScanでスキャンして得られたテキストが保管されているのです。

「My Blocks」→「TextBox1」→「set Text to」
TextBox1のテキストを設定するものでした。set toのついているほうの部品を、BarcodeScanner1.AfterScanの凹み部分にはめ込みます。

「My Blocks」→「My Definition」→「result」
先ほど、BarcodeScanner1.AfterScanを配置したときに勝手に作られた「result」は、「My Definition」というところに保管されています。これをドラッグして、TextBox1.Textの右側にはめ込みます。これで、スキャンして得られたテキストがTextBox1に表示されることになります。

「My Blocks」→「Notifier1」→「Notifier1.ShowAlert」
Notifierに用意されている機能の1つで、アラートを表示させるものです。これを、BarcodeScanner1.AfterScanの凹みにあるTextBox1.Textの下にはめ込みます。

「Built-in」→「Text」→「text」
テキストの部品でしたね。これを、Notifier1.ShowAlertの右側にはめ込みます。そしてテキストを「Scan Barcode!」というように変更しておきます。

――これでプログラムは完成です。

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