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App InventorによるAndroid開発入門

QRコード・スキャナーと音声認識を使おう! (6/6)

作成:2010-11-08 22:42
更新:2010-11-08 22:42

■音声認識を使ってみよう!

では、完成したらアプリを実行してみましょう。そして、2つ目のボタンをクリックしてください。Google音声認識が起動します。そのまましゃべると、音声がテキストに変換され、入力フィールドに書き出されます。

――というわけで、「バーコードスキャナー」と「音声認識」という、ちょっと考えてみるとかなり高度な機能を使ったアプリを作ってみました。これで基本は分かりましたから、あとはこれを応用して、もっと便利なアプリを作っていけそうな気がするでしょう?

どちらも、実際にJavaのプログラムを書いて一から開発していこうとすると、けっこう大変です。App Inventorだからこそ、こんなに簡単につくることができるのです。

ただし! 「じゃあ、全部App Inventorでいいじゃん」というわけではありません。なぜなら、App Inventorは、「大雑把な機能」しかないからです。バーコードスキャナーはありますが、例えばそれを画面の中にはめ込んだり、独自の認識アルゴリズムを使って解析させるということはできません。またカメラの表示などを独自に考えることもできないのです。できるのは、ただ「バーコードを起動して、スキャンした結果を受け取る」ということだけです。細かな制御はできないのです。

機能を組み合わせて、ごく簡単なアプリを作る――App Inventorは、そのことに特化したツールです。もっと細かく複雑な制御をしたいのであれば本格的にプログラミングを勉強してください、だけどプログラミングができなくてもごく大雑把にアプリを作ることはできますよ――そういうものです。このあたりをうまく割り切って利用するのが賢い使い方でしょう。

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