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初心者のためのJavaScriptプログラミング入門

値・変数・演算 (4/4)

作成:2010-03-31 16:59
更新:2010-05-11 16:55

■値と変数の利用例

では、実際に値と変数の利用例について、いくつか簡単な例をあげておくことにしましょう。下にあるリストを見ながら考えてみてください。

1.数値の演算
変数AとBを足したものを変数Cに設定します。Cの値は「300」になります。変数の代入と数値の演算がわかれば、簡単ですね。この例では、それ以外に、実は一つ、重要なポイントがあります。それは、「それぞれの文の最後にセミコロンがある」ということです。

JavaScriptでは、それぞれの文の終わりは、「改行か、またはセミコロン記号」で示すようになっています。それぞれの文を開業して書いてもいいし、文の終わりに;をつけてもOKです。ただし、多くはその両方を組み合わせ、「最後に;をつけてから改行する」といった書き方をします。それが一番見やすいのですね。

2.テキストの演算
2つのテキストをそれぞれ変数AとBにおさめておき、変数Cにそれらを1つにまとめたものを代入します。このCの値は、"HelloBye!"となります。

3.配列の利用
ARRという名前の配列を作成し、そのインデックス0と1を足し、インデックス2の値をかけたものをインデックス10に代入しています。ARR[10]の値は「9」になります。

4.連想配列の利用
ARRという名前の連想配列を作成し、そこに'apple'と'orange'というキーの値を保管します。そして、それらの値を足し、'fruite'というキーに代入します。ARR['fruite']の値は「30」になります。

――実際にスクリプトをいろいろと書くようになれば、こうした基本的な使い方はすぐに覚えるものです。まずは「こんな感じで書くんだ」ということをなんとなくわかっていればOKです。

※プログラムリストが表示されない場合

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●プログラム・リスト●

1.数値の演算
var A = 100;
var B = 200;
var C = A + B;

2.テキストの演算
var A = "Hello";
var B = "Bye!";
var C = A + B;

3.配列の利用
var ARR = [1,2,3];
ARR[10] = (ARR[0] + ARR[1]) * ARR[2];

4.連想配列の利用
var ARR = {'apple':10,'orange':20};
ARR['fruite'] = ARR['apple'] + ARR['orange'];


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