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初心者のためのJavaScriptプログラミング入門

値・変数・演算 (3/4)

作成:2010-03-31 16:14
更新:2010-05-11 16:54

■配列について

さまざまな値の中でも、非常に重要な働きを持つのが「配列」です。配列は、多数の値をまとめて管理するためのものです。基本的な使い方を下のリストにまとめておきました。

1.配列の作成
配列は、[]記号を使うか、あるいは「new Array」というものを使って作成します。既に配列に収める値が用意されている場合には、[1,2,3]といった具合に記述して作成するのが良いでしょう。また、最初はまだ値が用意されていない場合には、「new Array()」で空っぽの配列を作成しておき、その後、必要に応じて値を保管していくとよいでしょう。

2.要素とインデックス番号
配列では、保管している値は「インデックス」という番号を使って管理されています。この番号は、配列名の後に[]記号を使って指定します。例えば、Aという名前の変数に配列を代入したとき、そのゼロ番に入っている値は、「A[0]」というように記述します。

このインデックス番号は、ゼロから始まります。1からではないので注意してください。また、値を保管するときは、常にゼロから順に入れなければいけないわけではありません。「ゼロに入れた後、次は10番に入れておこう」といったことも問題なくできます。


3.連想配列
通常の配列は、インデックス番号で値を管理しますが、番号ではなく名前で管理したい場合もあります。このような場合に用いられるのが「連想配列」です。

連想配列は、「キー」と呼ばれる名前を使って値を管理する配列です。配列は[]記号を使って、[1,2,3]といった具合に書いて作りますが、連想配列の場合は{}記号を使い、{"A":1,"B":2,"C":3}といった具合に書いて作ります。この"A"、"B"、"C"というのが、キーです。「"A":1」というのは、「"A"という名前のキーに1という値を設定する」という意味になるわけです。

4.連想配列の要素とキー
連想配列に保管された値は、「配列[キー]」といった形で記述して利用することができます。配列のインデックスの番号の代りにキーを書くだけです。注意したいのは、「インデックスは使えない」という点でしょう。連想配列は、「キーでも値を設定できる」のではなく、「インデックスの代りにキーを使う」のです。つまり、インデックスは使えないのです。

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●プログラム・リスト●

1.配列の作成
変数 = [ 値1, 値2, ……必要なだけ用意する……]
変数 = new Array();
変数 = new Array( 要素数 );
変数 = new Array( 値1, 値2, ……必要なだけ用意…… )

2.配列の値の利用
変数 = 配列 [ インデックス番号 ]
配列 [ インデックス番号 ] = 値・変数など

3.連想配列の作成
変数 = { キー1: 値1, キー2: 値2, ……必要なだけ用意…… }
変数 = new Array()

4.連想配列の値の利用
変数 = 配列 [ キー ]
配列 [ キー ] = 値・変数など
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