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初心者のためのPHPプログラミング入門

サーバー準備から値・変数の基本まで (5/5)

作成:2010-12-04 13:55
更新:2010-12-04 13:55

■配列について

数字やテキストといった値を保管する変数は、基本的に「1つの変数に1つの値」しか保管できません。が、沢山のデータを扱うような場合には、1つ1つのデータを別々の変数に入れていくのはかなり面倒ですし管理も大変です。もっと簡単に多数のデータを扱える方法が欲しくなります。

こうした時に用いられるのが「配列」と「連想配列」です。これらは、たくさんの値をまとめて扱うことのできる特別な変数です。1つの配列の中には、値を保管できる入れ物がたくさん用意されており、それぞれに別々の値を入れておけるのです。

配列は、数字(整数)を使って値を管理する変数です。これは、以下のような形で作成します。
$変数 = array( 値1, 値2, …… );
これで、()内に指定した値が、すべて配列の中に保管されます。これらは、ゼロから順番に0,1,2……といった具合に番号が付けられます(この番号をインデックスといいます)。配列から値を取り出したり、配列の特定の要素に値を設定するときには、このインデックスの番号を指定します。
$変数 = $配列 [ インデックス ];
$配列 [ インデックス ] = 値;
上のようにすれば、配列の中から特定の値を取り出したり、あるいは値を変更したりすることができます。

連想配列について

もう1つの連想配列も、配列と同様に多数の値を管理できます。配列と違うのは、それぞれの値をインデックスの番号ではなく、「キー」と呼ばれる名前で管理する点です。この連想配列は、以下のように作成します。
$変数 = array( キー1 => 値1, キー2 => 値2, ……);
見ればわかるように、キーと、それに設定する値を=>という記号でつないで記述していきます。こうして作成された連想配列の値は、以下のような形で操作できます。
$変数 = $連想配列 [ キー ];
$連想配列 [ キー ] = 値;
これで、指定したキーの値をやり取りできます。キーは、きっちりと同じ名前でないと値が取り出せないので注意してください。

この配列と連想配列は、この後に登場する「繰り返し構文」というものを利用するようになると、その便利さがわかってきます。とりあえず今は「こういうものがある」とだけ頭に入れておけば十分でしょう。

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●プログラム・リスト●

※arrという配列を作る
$arr = array("A","B","C");

※arrの要素を利用する
$a = $arr[0;
$arr[1] = "Z";

※arrという連想配列を作る
$arr = array('A' => 123, 'B' => 456, 'C' => 789);

※arrの要素を利用する
$a = $arr['A'];
$arr['B'] = 100;
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