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初心者のためのJava SEプログラミング入門

値、変数、制御構造の基本 (6/7)

作成:2010-01-14 11:11
更新:2011-10-11 12:32

■繰り返し構文

さて、それでは次に繰り返しにいきましょう。これはいくつかありますが、2つの代表的なものを紹介しておきましょう。以下のリストに基本形をまとめておきます。

while {}はわかりますね。わかりにくいのは後のほうです。これは、例えばこんなふうにします。
for (int i = 1; i <= 10; i = i + 1) { … }
こうすると、変数iが1から10になるまで繰り返しを行ないます。繰り返すごとに変数iの値は1ずつ増えていきます。わかりますか?

つまり、1つ目の部分に始まりの数を書き、2つ目に「繰り返しを実行している条件」を書きます。ここでは「i <= 10」とありますから、変数iが10以下の間、繰り返しを行なうわけです。

そして3つ目に、繰り返すごとに変数をどう変更するかを書いておくのです。ここでは「i = i + 1」ですから、つまり1回繰り返すごとに変数iは1ずつ増えていくことになります。

なお、こんなふうに「1ずつ増える」「1ずつ減る」という操作は多用しますから、もう少しスマートに「i++」「i--」なんて書き方もできます。今の例なら、
for (int i = 1; i <= 10; i++) { … }
となるわけです。なかなかカッコイイ書き方でしょ? この「1増やす」という処理は、プログラミング言語の世界では非常によく使うので、ここで覚えておきましょう。

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●プログラム・リスト●

★条件が正しい間繰り返す★

while (《条件式》) {
	……繰り返す命令……
}


★変数の値を調べて繰り返す★

for (《変数の初期値》;《条件式》;《加算する値》) {
	……繰り返す命令……
}
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