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Android開発ビギナーのためのJava超入門

クラスの基本を覚える (1/3)

作成:2010-12-23 10:49
更新:2010-12-23 10:49

■クラスとメソッド・フィールド

さて、値や変数がわかり、計算の式も書けるようになってきたら、次は「計算などの文をいくつも書いて、プログラムらしいものを作る」ということを考えてみましょう。

大昔のプログラミング言語では、プログラムは単に実行する式などの文をただずらずら書くだけでした。が、今のプログラミング言語はそうじゃありません。Javaの場合、プログラムを書くというのは「クラス」と「メソッド」「フィールド」を作る、ということなのです。

・クラスとは?
クラスというのは、ひとまとまりになったプログラムの最小単位のようなものです。プログラムっていうのは、たいてい細々とした機能の組み合わせになってます。例えば普通のアプリケーションでも、ウインドウとかボタンとかメニューとかいった部品の組み合わせになってますね?

Javaでは、プログラムはこうした1つ1つの部品を定義していき、それらを組み合わせて作るようになっています。このプログラムの部品となるのが「クラス」なのです。クラスには、この後に登場するメソッドフィールドをその中に持つことができます。

・メソッドとは?
メソッドは、クラスの中に用意することができる細々とした「処理」です。例えばウインドウのクラスなら「ドラッグした時の処理」とか「中の表示を描く処理」とか「ボタンなどの部品を組み込んだときの処理」とか、そうした細々とした処理がたくさん用意されているはずですね。これが「メソッド」なのです。クラスを作るときは、このメソッドというもので様々な処理を作っていきます。これが、Javaにおけるプログラミングなのです。

・フィールドとは?
クラスは、さまざまな処理だけでなく、「情報」も持つことができます。わかりやすくいえば、「データ」、つまり「いろんな値」を保管しておくことができるのです。

普通の変数は、Javaでは実行している処理(つまりメソッドのこと)が終了すると消えてしまいます。計算した結果を、次に呼び出したメソッドで使ったりできないのです。そこで、「常に利用できる、ずっと値を保管しておくことのできる値」として、フィールドが用意されているのです。

つまり、Javaのプログラムというのは、たくさんのクラスがあって、必要に応じてそのクラスの中にあるメソッドを実行したり、フィールドの値を取り出したりしながら動くもの、というわけです。

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