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初心者のためのJava SEプログラミング入門

Javaの基礎知識 (2/3)

作成:2010-01-14 10:23
更新:2011-10-11 12:14

■「JDK」とは何か?

ではJavaをやってみよう! と思っても、Javaはどこで売っているのかわからない、という人もいるでしょうね。Javaの開発ソフトは確かにいくつか市販されてもいますが、実はタダで配られているのですよ。

 それは、「Java Developer's Kit」というJavaの開発ツールです。ちょっとわかりにくいんですが、一般に「JDK」と呼んでいるのは、「Java Standard Edition(Java SE)」というエディションの開発環境です。Javaは、サーバ向けとか携帯端末向けとかエディションがいくつかあるんです。Java SEは「パソコン向けJava」と考えて下さい。――これは、以下のサイトで配布されています。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
このページにその案内があります。これが、Javaの本家のホームページです。Windows・Linux用のそれぞれがアップロードされています。Javaをやろうと思ったら、まずここからJDKをダウンロードしてください。

 Javaのソフトウェアには、実はもう1種類があります。それは「Java Runtime Environment(JRE)」というものです。これは、http://java.com/にて配布されているものです。Webをブラウズしていて「Javaをインストールしろ」といわれてインストールするのは、たいていこのJREです。

 ですから、皆さんが「Javaならもう入っている」と思っていたとしても、それはJDKではなく、JREかも知れません。JREはJavaのプログラムを実行するためのもので、開発はできません。必ずJDKをインストールする必要があるので注意してください。

 なお、Mac OS Xを使っている場合、JDKは今のところ必要ありません。Mac OS XではJavaの最新バージョンがインストールされていますので、別途用意しなくともいいのです。

○JDKの構成○
さて、JDKは、以下のようなものから構成されています。

Java Compiler
Javaのコンパイラです。Windowsでは「javac.exe」という名前になっています。作成したプログラムをコンパイルするのに使います。

JRE
Javaを実行するためのインタープリタです。Windowsでは「java.exe」という 名前です。コンパイルしてできたプログラムは、このインタープリタを使って動かします。ただし、別途JREがインストールされている場合は、おそらくそちらを使って実行することになるでしょう。

Applet Viewer
これはJavaで作ったアプレットを動かすためのソフトです。Windowsは「AppletViewer.exe」です。アプレットは通常Webブラウザ上で見るためのものですが、これを使えばブラウザを使わず、アプレットをその場で動かすことができます。

 この他にも、サンプルやプログラムなどいろいろとついてきますが、それらはとりあえず必要はありません。この3つのものだけ、しっかり覚えておいて下さい。

※プログラムリストが表示されない場合

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