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初心者のためのDart 2入門

値と計算の基本 (5/9)

作成:2018-03-10 10:18
更新:2018-03-10 10:18

■変数の宣言

各種の値は、リテラルとして直接スクリプトに記述して使うだけでなく、「変数」を利用して使うことができます。

変数は、値を保管しておくことのできるメモリ内のエリアのこと。要するに「値の入れ物」ですね。これは以下のようにして作成をします。
var 変数 ;
あるいは、変数に値を代入する(値を設定すること)作業も同時に行うよう、以下のように書くこともできます。
var 変数 = 値 ;
作成した後は、イコール記号を使って値を再設定したり、普通の値のリテラルと同じ感覚で式の中で使ったりすることができます。基本的に、変数は、そこに設定された値と同じものとして扱えます。

・値の代入
変数 = 値 ;


■タイプの指定について

varによって宣言された変数は、その変数にどんな値が入っているのかわかりません。例えば、こんな形で処理が書かれていたとしましょう。
var x;
……略……
x = "ok";
このとき、プログラムのずっと先の方で「変数xを使って計算をする」という処理があった場合、実行時にエラーになってしまいます。var x;の段階では、そこに何の値が入るのかわからないので、実行するまでエラーになるかどうかわからないのです。

こういうとき、タイプを指定して変数を作成することができます。これは、varの代りにタイプを指定して宣言をします。例えば、こんな具合です。
int n;
String s;
bool b;
もちろん、代入まで含めて「int n = 123;」といった形で書くこともできます。このようにすれば、宣言する段階で、その変数にどんな値が代入されるか確定し、それ以外の値入れられなくなります。

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