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初心者のためのJupyter入門

さまざまなグラフを描く (4/6)

作成:2018-02-17 09:27
更新:2018-02-17 09:27

■散布図の描画

多数のデータをグラフ化するのに用いられるものとしては、ヒストグラムの他に「散布図」というものありますね。これを描くのは「scatter」というメソッドです。
《matplotlib》.scatter( Xデータ , Yデータ )

引数には、X値のリストとY値のリストをそれぞれ用意します。これらを元に散布図を描画します。このscaterにもラベル付き引数がいろいろと用意されています。簡単に整理しましょう。

s ――データを表すマーカー(図形)の大きさを指定します。リストとして用意することで、1つ1つのデータの点のサイズを設定できます。
c ――マーカーの色を指定します。これもリストとして用意することで、個々のデータごとに色を指定できます。
marker ――マーカーの形を指定します。これは形状を示すアルファベットを使います。用意されている値は、o, v, ^, <, >, *, 8, s, p, P, h, H, d, D, x, X といったものがあります。
linewidths ――マーカーの線の太さを指定します。
edgecolors ――マーカーの輪郭の色を指定します。

下のリスト欄に、簡単な利用例を挙げておきましょう。ここでは、星型のマーカーを使い、散布図を描いています。このグラフでは、X値、Y値、そしてマーカーの大きさ、色という4つの値を1つのマーカーで表現しています。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

x = np.random.rand(500) * 100
y = np.random.randn(500) * 10 + 50
c = np.random.rand(500)
s = np.random.rand(500)**2 * np.pi * 100

plt.scatter(x, y, s=s, c=c, alpha=0.25, marker='*', edgecolors='blue')

plt.show()


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