libro
www.tuyano.com
初心者のためのJupyter入門

さまざまなグラフを描く (5/6)

作成:2018-02-17 09:29
更新:2018-02-17 09:29

■カラーメッシュ

散布図は、縦横の値だけでなく、色や大きさの情報もグラフに表すことができました。色を使ったグラフは、他にもいろいろとあります。が、純粋に色だけで表すものとしては「カラーメッシュ」があるでしょう。

カラーメッシュは、グラフの各座標の値を色で表したものです。これは「pcolormesh」というメソッドとして用意されています。
《matplotlib》.pcolormesh( X値 , Y値 , データ )
引数には、X軸の値のリストとY軸の値のリスト、そしてそれぞれの座標に割り当てる色の値の2次元リストが用意されます。例えば、
x = [0, 1, 2, 3, 4, 5]
y = [0, 0.2, 0.4, 0.6, 0.8, 1.0]
data = [
    [0.1, 0.2, 0.4, 0.6, 0.8],
    [0.2, 0.4, 0.6, 0.8, 1.0],
    [0.4, 0.6, 0.8, 1.0, 1.2],
    [0.6, 0.8, 1.0, 1.2, 1.4],
    [0.8, 1.0, 1.2, 1.4, 1.6]
]
plt.pcolormesh(x, y, data)
このように実行すると、グラフのエリアが5×5に色分けして表示されます。xとyが、グラフの各エリアの境界線の位置となっており、これらで仕切られた1つ1つの区画にdataの色が設定されるわけです。

どの色がいくつの値なのかは、カラーバーを表示することでわかります。これは以下のように実行します。
《matplotlib》.colorbar()
単純ですね。これでグラフの右端にカラーバーが表示されます。下に簡単な利用例を挙げておきます。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

data = np.random.rand(100, 100)
x = range(100)
y = range(100)

plt.pcolormesh(x, y, data * x)
plt.colorbar()
plt.show()

※関連コンテンツ

「初心者のためのJupyter入門」に戻る