libro
www.tuyano.com
初心者のためのGradle入門

Webアプリケーションの開発 (5/5)

作成:2017-10-21 10:11
更新:2017-10-21 10:11

■buildscriptとdependencies

build.gradleには、見慣れない文が追加されています。それは「buildscript」というものです。これは以下のような形になっています。
buildscript {
    repositories {
        ……リポジトリ……
    }

    dependencies {
        ……パッケージ指定……
    }
}

このbuildscriptというのは、ビルドスクリプトのためのものです。ビルドスクリプトというのは、その名の通り、ビルドのために実行されるスクリプトです。Gradleにある機能そのままにビルドを行う場合、このbuildscriptは必要ありません。これが必要となるのは、ビルドの際に外部ライブラリなどを利用する場合です。

今回は、Grettyプラグインを使っていますが、これはGradle標準のものではなくて、外部ライブラリなのです。このため、ビルドの際に、どのリポジトリからどのライブラリを使うかを指定しなければいけません。それを行っているのが、buildsript内にあるrepositoriesdependenciesです。これらは既に説明しましたね。

このbuildscriptの後に、またrepositoriesdependenciesがありますが、これはビルド処理以外のところで使われるものです。ここではJUnitがdependenciesに用意されています。

これで、Webアプリケーションのプロジェクトのビルドと実行が一通りできるようになりました!

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

buildscript {
    repositories {
        jcenter()
    }

    dependencies {
        classpath group:'org.akhikhl.gretty', name:'gretty-plugin', version:'+'
    }
}

repositories {
    jcenter()
}

dependencies {
    testCompile group:'junit', name:'junit', version:'4.12'
}

※関連コンテンツ

「初心者のためのGradle入門」に戻る