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DashcodeによるiPhone用Webアプリ作成入門

Dashcodeの基本を覚える (2/5)

作成:2011-05-09 07:58
更新:2011-05-09 08:13

■Dashcodeのプロジェクトを作る

Dashcodeを起動すると、新しいウインドウが現れ、「新規プロジェクトのテンプレートを選択:」と表示されたシートが現れます。ここで、「プロジェクト」を作成していきます。プロジェクトというのは、プログラム作成の単位となるものです。1つのプログラムでは、さまざまなファイルや設定情報などが必要となりますので、それらをまとめて管理しなければいけません。そのために用意されているのがプロジェクトです。

では、このプロジェクトを作成しましょう。シートの左側には「Safari」「Dashboard」といったアイコンがあります。Webアプリを作成する場合、「Safari」を選択します。右側に、Webアプリのプロジェクト用テンプレートがいくつか表示されますので、ここから作成したいものを選択します。

ここでは、もっともシンプルな「カスタム」を選択してください。これは、何もない空っぽのWebアプリを作成します。これに、必要に応じて部品を組み込んでWebアプリを作成していく、というわけです。「カスタム」を選択すると、シートの中央付近に「開発する対象」というチェックボックスが表示されます。ここでは、スマートフォン向けのアプリを作成しますので、「Safari」のチェックをOFFにし、「Mobile Safari」だけをONにしてください。これで「選択」ボタンを押すと、プロジェクトが作成されます。「Safari」もONにしておくと、パソコンのブラウザでアクセスする場合のページも同時に作られます。ちょっと話が面倒になるので、ここではOFFにしておきましょう。

プロジェクトを作成したら、まずは<ファイル><保存>メニューを選び、名前をつけてプロジェクトを保存しておきましょう。

■Dashboardって?

新規プロジェクトの作成シートには、Safariの他に「Dashboard」という項目もありました。これ、「ダッシュボード」のアプリを作るためのものなのです。

ダッシュボードというのは、Mac OS Xに標準で用意されている、ちょっとしたアクセサリープログラムを動かす機能ですね。ダッシュボード・キーを押すと、画面に小さいアプリがずらっと現れます。実は、このダッシュボードのアプリも、HTML + JavaScriptという、Webアプリと同じ技術で作られているのです。

今回、DashcodeでWebアプリを作る方法について説明をしていきますが、その基本がわかれば、そのままダッシュボードのアプリも作れるようになります。つまり、Dashcodeを使ってWebアプリを作る手法を覚えると、「1粒で2度おいしい」というわけ。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。


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