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初心者のためのUnreal Engine ブループリント入門

変数・配列を使おう (4/7)

作成:2015-02-21 10:47
更新:2015-02-21 10:47

■配列とは?

変数は、基本的に1つの値しか収めることができません。が、多量のデータを処理する場合など、1つ1つを別々の変数に入れて使うのは膨大な手間がかかります。

こうした場合に用いられるのが、「配列」という機能です。配列は、多数の値を同時に保管し管理できる特別な変数です。

配列の中には値を保管するたくさんの場所が確保されており、それぞれにゼロから順番に番号が割り振られています(インデックス番号といいます)。この番号を使って、必要な値を取り出したり、別の値を保管したりできるようになっているのです。

この配列は、変数の設定を行うだけで使えるようになります。変数を選択し、「詳細」パネルから「変数の種類」の項目を見て下さい。この値部分の右側に、小さい四角形が縦横3×3に並んだようなアイコンが見えますね? これが配列の設定アイコンです。これをクリックすると、その変数は配列に切り替わります(Unreal Engine 4.7では、クリックすると確認のダイアログが現れ、「変数タイプを変更」ボタンを選ぶと切り替わります)。

配列になっても、基本的な変数の性質はそのまま引き継がれます。変数の種類ももちろんそのままです。配列の場合も、やはり設定した変数の種類の値しか保管できません。整数の配列にテキストを入れたりはできないのです。


■デフォルト値の作成

配列は多数の値を保管できますが、それには「保管する場所」を用意しておく必要があります。例えば5つの値を保管したいなら、5つの保管場所を用意しておかないといけません。

これは、「詳細」パネル「デフォルト値」のところで設定できます。配列に切り替えると、このデフォルト値のところに「+」マークが表示されるようになります。これをクリックすると、値の保管場所が作成されます。クリックする度に保管場所は増えていきますので、必要なだけ用意しておくとよいでしょう。

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