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初心者のためのUnreal Engine ブループリント入門

変数・配列を使おう (7/7)

作成:2015-02-21 10:55
更新:2015-02-21 10:55

■配列とForEachLoopを使ってみよう

では、実際に配列を使ってみましょう。ここではForEachLoopを使い、配列に保管してあるすべての値を合計する処理を作ってみます。

●変数の作成
まずは、必要な変数を用意しましょう。今回は、2つの変数を使います。それぞれ以下のように作成して下さい。

「Val」――Integer(整数)の配列として用意します。先ほど作ったものをそのまま利用してもいいでしょう。デフォルト値で「+」マークをクリックし、いくつかの値を追加して適当に数値を入力してください。これらの値を合計していきます。

「Res」――Integerの普通の変数です。デフォルト値は「ゼロ」にしておいてください。

●ノードの作成
「Begin Play」――イベントのノードですね。
「ForEachLoop」――繰り返しのフロー制御です。
「Val」取得ノード――配列Valを取得するためのものです。
「Res」取得・設定ノード――変数Resの取得ノードと設定ノードをそれぞれ用意します。
「Integer + Integer」――整数の足し算ノードです。
「Print String」――おなじみ、値を表示するためのノードです。

●ノードの接続
「Begin Play」のExec出力 → 「ForEachLoop」の「Exec」
「Val(取得)」ノード → 「ForEachLoop」の「Array」
「ForEachLoop」の「Loop Body」 → 「SET」(Resの設定ノード)のExec入力
「ForEachLoop」の「ArrayElement」 → 「+」の入力の片方
「Res(取得」ノード → 「+」の入力のもう片方
「+」の出力 → 「SET」(Resの設定)の「Res」
「Res(取得」ノード → 「Print String」の「In String」(自動的にキャストノードが追加される)

これで実行すると、配列Valに保管されているすべの数字を合計して表示します。配列に用意したデフォルト値をいろいろと変更して動作を確かめてみましょう。

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