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初心者のためのWindows Phoneプログラミング入門

Windows Phoneの開発準備をしよう! (6/6)

作成:2011-08-22 09:02
更新:2011-08-22 09:02

■エミュレータでの実行!

では、作成されたプロジェクトを実際に動かしてみましょう。まだ何も作っていませんが、プロジェクトを作った段階で、一応、ちゃんと動くようにはなっていますから、「作ったアプリをどうやって動作チェックするか」を頭に入れておいたほうがいいでしょう。

Debug」メニューから、「Start Debugging」というメニューを選んで下さい。プロジェクトがビルドされ、それからWindows Phoneエミュレータが起動します。そして起動したエミュレータにプロジェクトのアプリがインストールされ、実行されます。

画面に、Windows Phoneの表示が現れ、その中で「MY APPLICATION page name」といったテキストが表示されます。これが、作成したアプリの実行画面です。まぁ、何の機能もないものですが、とりあえずこれで「アプリをエミュレータで動かす」というやり方はわかりました。

またエミュレータで実行すると、Visual Studioの表示も変化することに気がついたはずです。これは、デバッグモードに自動的に切り替わったのです。GUIエディタは、現在の状態をプレビュー表示し、下の方にはローカル変数とメソッド類の呼び出しを表示するエリアが現れます。エミュレータを終了すれば、自動的に本の表示に戻ります。

実行されるエミュレータは、一応、Windows Phoneとしての基本的な機能を備えています。ただし、あくまで「必要最低限の機能」に過ぎません。アプリは、IEのアプリ1つしか入っていませんし、しかもアクセスしても外部のWebなどうまく表示されないでしょう。また環境設定のアプリも、表示言語などごく僅かな項目しかありません。

エミュレータの基本操作は、エミュレータ上にマウスポインタを移動するとウインドウの右上横にポップアップして現れるアイコン類をクリックして行えます。ここには、Windows Phoneを90度ごとに回転したり、表示を拡大縮小したりする機能があります。また「×」をクリックすれば、エミュレータを終了することができます。


――とりあえず、これで「プロジェクトを作成し、エミュレータで実行する」といった基本的な操作はわかりました。まだプログラムの編集は行っていませんが、とりあえず「どうやってアプリを作るか」の基本的な流れぐらいはつかめたことでしょう。では、次回はプロジェクトのさまざまなファイルの内容と編集について見ていくことにしましょう。

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