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初心者のためのWindows Phoneプログラミング入門

基本コントロールによるGUI作成 (2/5)

作成:2011-09-05 08:47
更新:2011-09-05 08:47

■TextBlock、TextBox、Button

では、実際にコントロールを配置してみましょう。ここでは3つのコントロールを作成します。それぞれ順に作っていきましょう。

TextBlock
これは、テキストを表示するための部品です。配置すると、「textBlock1」という名前で部品が作成されます。配置した部品の名前は、プロパティウインドウの一番上に表示されます。これを書き換えることで名前を変更することもできます。プログラムの中から配置した部品を利用する場合、ここで設定した名前を使うので、きちんと確認しておきましょう。

デフォルトの状態でも「マイアプリケーション(MY APPLICATION)」「ページ名(page name)」といったテキストが表示されていますが、これらもツールボックスを使っています。これを1つ配置し、FontSizeプロパティの値を調整して見やすいサイズに調整しておきましょう。

表示されるテキストは、「Text」プロパティとして設定されています。これを「please type:」と変更しておきます。また、既にある「マイアプリケーション」や「ページ名」なども適当に変更しておいてかまいません。

TextBox
テキストを入力するためのものです。配置すると「textBox1」という名前で部品が作成されます。これも、やはり適当な位置と大きさに調整しておきましょう。

Button
タッチして何かを実行する、いわゆる「プッシュボタン」の部品です。配置すると「button1」という名前で作成されます。表示されているテキストは「Content」というプロパティで設定することができます(Textではないので注意!)。やはり表示フォントサイズや位置・大きさなどを調整しておいて下さい。

実際に配置してみるとわかるように、各コントロール類に用意されているプロパティは、だいたい共通したものになっています。フォントサイズならばFontSizeFontFamilyといったものがどのコントロールにも用意されています。

注意したいのは、コントロールに表示されるテキストです。TextBlockButtonでは「Text」プロパティですが、TextBoxでは「Content」となります。このように種類によって同じテキスト表示でもプロパティ名が変わることがあります。

一通りの配置ができたら、実際にプロジェクトをデバッグ実行し、エミュレータで表示を確認してみましょう。まだ何も機能はありませんが、表示関係の動作確認ならこれで十分わかります。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。


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