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iアプリ・プログラミング入門

プロジェクトの概要を理解しよう (6/11)

作成:2009-12-29 18:49
更新:2009-12-29 18:49

■プロジェクトのファイル類について

では、作成されたプロジェクトにどのようなファイルが用意されているか、チェックしてみましょう。(ここでは、Eclipseで作成したプロジェクトを使って説明を続けます)

参照ライブラリー――プロジェクトに必要なライブラリがまとめてあります。
「src」フォルダ――ソースファイルがまとめてあります。作成した「SampleIapp.java」ファイルが置かれています。
「bin」フォルダ――生成されたプログラムに関するファイルが置かれます。デフォルトでは「SampleIapp.jam」というファイル(ADFと呼ばれるもの)が自動生成されています。ビルド後は、それに加え、「Download.html」「SampleIapp.jar」といったファイルが自動生成されます。
「res」フォルダ――リソースファイルを置くものです。デフォルトでは何もありません。
「sp」フォルダ――スクラッチパッドと呼ばれるデータ保管のためのファイルが置かれます。デフォルトでは何もありません。
SampleIapp――作成したプロジェクトの情報を記述したファイルです。
SampleIapp.properties――プロパティ情報が記述されたファイルです。

これらの中で、重要となるのは「src」内に作成されたソースファイル「SampleIapp.java」と、「bin」内に生成された「Download.html」「SampleIapp.jam」の計3ファイルです。SampleIapp.javaはプログラム本体となるソースコードが書かれていますから重要なのは当たり前ですが、Download.htmlはiアプリをダウンロードするためのHTMLファイルであり、SampleIapp.jamはダウンロードするiアプリに関する情報が記述されたファイルで、これらがなければiアプリをダウンロードし動かすことができないのです。

あ! もう1つ、非常に重要なファイルがありました。それは「bin」内に自動生成された「SampleIapp.jar」です。実は、これがiアプリのプログラム本体なのです。完成したプログラムですから、これを開いて編集したりすることはありません。「これが本体なんだな」ということだけ知っておこう、ということですね。

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