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初心者のためのJSP/サーブレット入門

GAEアプリケーションを作ろう! (3/6)

作成:2012-04-29 11:22
更新:2012-04-29 11:22

■プロジェクトの構成を理解する

プロジェクトを作成すると、ウインドウの左側にある縦長の領域に「MyGaeApp」というフォルダが作成されます。このフォルダの左端の▽マークをクリックして展開表示すると、その中にいろいろとファイルやフォルダが作成されていることがわかるでしょう。この「MyGaeApp」フォルダが、作成したプロジェクトです。このフォルダ内にあるファイルなどが、今回作成するGAE用のWebアプリで必要となるものすべてなのです。

この左端の細長いエリアは、「Project Explorer」というビューです。「ビュー」というのは、Eclipseの画面にいくつか配置されている部品です。Eclipseの画面を見ると、いくつかの四角い領域の組み合わせで画面が構成されていることに気づくでしょう。この1つ1つの領域が「ビュー」なのです。Eclipseでは、開発の内容や状況などに応じて、必要なビューを画面に配置して作業を進めるようになっているのです。デフォルトでは、一般的なサーバーサイドJavaの開発に必要なビューが使いやすいように配置されているのです。

左にあるProject Explorerというビューは、プロジェクト内のファイルやライブラリなどの内容を表示し管理するものです。ここでファイルやフォルダを整理し、ダブルクリックしてファイルを開いて編集したりします。

では、とりあえずこのProject Explorerから「MyGaeApp」フォルダを開き、中にある項目を見てみましょう。以下のようなものがあるはずです。

「src」フォルダ――Javaのソースコードファイルを配置するところです。これを展開すると、「com.tuyano.libro.mygaeapp」というフォルダが現れ、それを更に展開すると、中に「MyGaeAppServlet.java」というJavaのソースコードファイルが見つかります。これはデフォルトで自動生成されるサンプルコードです。今は特に使いませんが、「Javaのクラスを作るときは、ここにソースコードを配置する」ということだけは頭に入れておきましょう。

「App Engine SDK」――これは、プロジェクトで使用するGAE SDKのライブラリです。GAEでは、Googleのサービスを利用するために独自に用意されているクラスがたくさんあります。それらを利用できるように用意されたライブラリです。これ自体を何か操作して利用することはありません。GAEのプロジェクトだと自動的に組み込まれますので、触らないでください

「JRE System Library」――これは、Javaのシステムライブラリです。Javaの基本となるライブラリですので、これが用意されていないとJavaの主要機能は使えなくなります。Java関連のプロジェクトには自動的に組み込まれますので、触らないでください

「war」フォルダ――これが、実際にサーバーにデプロイされるフォルダになります。HTMLやスタイルシート、イメージ、スクリプトといったWebで使うファイル類は、このフォルダの中に入れておきます。

プロジェクトでまず使うのは「war」フォルダです。ここにHTMLファイルなどを配置し、サーバーにアップするわけですね。続いて、Javaのプログラムを書くようになれば、「src」フォルダを利用します。他の2つのライブラリは、実際に何か操作することはありません。

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