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初心者のためのJSP/サーブレット入門

GAEアプリケーションを作ろう! (4/6)

作成:2012-04-29 11:25
更新:2012-04-29 11:25

■「war」フォルダの構成

実際にWebアプリケーションとしてサーバーに設置されるのは「war」フォルダです。この中には、デフォルトでいろいろなフォルダやファイルが作成されていますね。これらの役割についても整理しておきましょう。

index.html――デフォルトでサンプルファイルとして作成されているHTMLファイルです。Webアプリケーションのアドレスにアクセスすれば、これが真っ先に表示されます。もちろん、この中身をいろいろ書き換えたりしてトップページを作成したりできます。

favicon.ico――アプリケーションのアイコンファイルです。デフォルトでは、GAEの小さなマークが保存されています。自分なりに作ったイメージと差し替えてもかまいません。

「WEB-INF」フォルダ――これは、Webアプリケーションのフォルダの中で「公開されないフォルダ」です。この中に入れてあるファイルは、サーバーに公開してもアクセスできないようになっているのです。ここに、Webアプリケーションの重要な情報が保管されます。

「lib」フォルダ――WEB-INF内にあるフォルダです。この中に、Webアプリで使用する各種のライブラリファイルがまとめられます。デフォルトで、GAE関連のライブラリが組み込み済みになっています。もちろん、自分で何かのライブラリを使うときに、ここにファイルを追加して利用することもできます。

appengine-web.xml――GAEのWebアプリに関する諸設定を記述するXMLファイルです。これはGAE特有のもので、他の一般的なJavaのWebアプリにはありません。ここでいろいろと設定を用意します。

logging.properties――これは、GAEのログ機能に関する設定情報を既述したものです。これもGAE以外の一般的なWebアプリにはありません。これは編集することはまずないでしょう。

web.xml――Webアプリに関する各種の情報を記述するXMLファイルです。これはGAEだけでなく、一般的なJavaのWebアプリで利用されます


――ざっと整理すると、サーバーサイドJavaによるWebアプリケーションは以下のような構成をしていると考えていいでしょう。

・デプロイするアプリケーションのフォルダ内に、HTMLファイルなどが普通に配置される。これらは一般的なWebと同じ感覚。

・その中に「WEB-INF」というフォルダがある。これがサーバーサイドJava独特のもので、このフォルダの中は、外部から一切アクセスできないようになっている。

WEB-INFの中には、Webアプリの情報を既述した「web.xml」や、ライブラリを配置する「lib」といったフォルダが用意される。(一般的なJavaのWebアプリケーションでは、Javaのプログラムであるクラスファイルもここにまとめられたりします)

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