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初心者のためのGoogle Apps Scriptプログラミング入門

タスクリスト(TO DO)の利用 (5/6)

作成:2012-06-24 10:37
更新:2012-06-24 10:37

■TaskListの作成と削除

続いて、タスクリストの作成や削除について説明しましょう。タスク関連全体を管理する基本オブジェクトはTasksであり、この中にTaskList作成のための機能が用意されています。

ただし、これでTaskListを作成しても、それだけではタスクリストは追加されません。タスクリストは、Tasks.TaskListsに設定されているTaskListsCollectionによって管理されています。ここに、TaskListを追加したり、ここから削除したりすることでタスクリストの作成や削除が行えるようになっているのです。

では、オブジェクトの作成と削除に関する機能を以下にまとめましょう。

●TaskListの作成
変数 = Tasks.newTaskList();
TaskListオブジェクトの作成は、実は簡単です。Taskの「newTaskList」というメソッドを呼び出すだけです。これでTaskListオブジェクトが作成されます。

ただし、これでできたTaskListは、まだ何の値も設定されていない、白紙の状態です。作成したTaskListのメソッドを呼び出して、タイトルなどを設定し利用することになります。

●TaskListの追加
変数 = Tasks.TaskLists.insert(《TaskList》);
作成したTaskListオブジェクトは、TaskListsCollectionに追加して、初めてTO DOに表示され使えるようになります。これは、Tasks.TaskListsの「insert」メソッドを使います。引数に追加するTaskListオブジェクトを指定します。返り値は、追加したTaskListオブジェクト自身になります。

●TaskListの削除
Tasks.TaskLists.remove(《TaskList》);
タスクリストの削除は、TaskListsCollectionに用意される「remove」メソッドを使って行います。引数にTaskListオブジェクトを渡して呼び出すと、そのタスクリストが削除されTO DOに表示されなくなります。引数がTaskListオブジェクトですから、タスクリストの削除を行うには、事前に削除するTaskListオブジェクトを取得しておく必要があります。

――では、これらの簡単な利用例を挙げておきましょう。下のリストでは、入力ボックスからタイトルを入力すると、そのタイトルのタスクリストが作成されます。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

function addtask(){
  var title = Browser.inputBox("タイトルを入力:");
  var obj = Tasks.newTaskList();
  obj.setTitle(title);
  Tasks.Tasklists.insert(obj);
}

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