タスクリスト(TO DO)の利用 (6/6)
作成:2012-06-24 10:41
更新:2012-06-24 10:41
更新:2012-06-24 10:41
■Taskの作成と削除
続いて、タスクの作成と削除について説明しましょう。Taskオブジェクトの作成も、基本オブジェクトであるTasksの中に用意されています。
これも作成した後、Tasks.Tasksに設定されているTasksCollectionに追加することでタスクリストに組み込まれ表示されるようになります。またタスクの削除も、やはりTasksCollectionから取り除くことで実現されます。では、これも主なメソッドを整理しましょう。
●Taskの作成
●Taskの追加
この第3引数のオブジェクトは、「parent」「previous」といった値を持つオブジェクトを用意します。これにより、追加するタスクの親(parentで組み込まれているオブジェクトを指定する)や、場所(previousで指定したTaskの次に追加される)を指定することができます。何も指定しなければタスクリストの一番上に追加されます。
●Taskの移動
●Taskの更新
●Taskの削除
――Taskのほうが、TaskListよりもより細かく制御することができます。では、以下に簡単な利用例を挙げておきましょう。タイトルとノートを入力ボックスから入力すると、それを1つ目のタスクリストに新しいタスクとして追加します。
ざっとこれでタスク関連の基本的な操作は行えるようになりました。TO DOはGoogleのサービスの中ではあまり目立ったものではなく、割と地味な扱いですが、TO DOそのものの重要性は割と高いのではないでしょうか。Google Apps Scriptから自由にTO DOを操作できれば、いろいろな応用が考えられそうですね。
これも作成した後、Tasks.Tasksに設定されているTasksCollectionに追加することでタスクリストに組み込まれ表示されるようになります。またタスクの削除も、やはりTasksCollectionから取り除くことで実現されます。では、これも主なメソッドを整理しましょう。
●Taskの作成
変数 = Tasks.newTask();Taskの作成は、Tasksに用意された「newTask」を呼び出すだけです。これでTaskオブジェクトが作成されます。これもまっさらな状態なので、必要に応じてタイトルやノートなどの情報を設定し、タスクの内容を作っていきます。
●Taskの追加
変数 = Tasks.Tasks.insert(《Task》, 《TaskListのID》, オプション );タスクの追加は、「insert」メソッドで行えます。第1引数には追加するTaskオブジェクトを、第2引数には追加先のTaskListのIDをそれぞれ指定します。第3引数にはオプション設定をまとめたオブジェクトを用意できますが、これは省略してもかまいません。
この第3引数のオブジェクトは、「parent」「previous」といった値を持つオブジェクトを用意します。これにより、追加するタスクの親(parentで組み込まれているオブジェクトを指定する)や、場所(previousで指定したTaskの次に追加される)を指定することができます。何も指定しなければタスクリストの一番上に追加されます。
●Taskの移動
変数 = Tasks.Tasks.move(《Task》, 《TaskListのID》, オプション );既にあるTaskを別の場所に移動するものです。引数は、基本的にinsertと同じです。これにより、Taskを指定の場所に移動させることができます。あるタスクリストのタスクを別のタスクリストに移動したりすることもこれで行えます。
●Taskの更新
変数 = Tasks.Tasks.update(《Task》, 《TaskListのID》, 《TaskのID》);既にあるタスクの内容を更新するためのものです。第1引数には新たに表示するTaskを、第2,3引数にはTaskListおよびTaskのIDをそれぞれ指定します。これにより、指定されたタスクの内容を第1引数のTaskに更新します。
●Taskの削除
Tasks.Tasks.remove(《Task》, 《TaskListのID》);タスクを削除するのは「remove」で行います。第1引数には削除するTaskを、第2引数には取り除くTaskListのIDを指定します。これにより、指定のTaskListからTaskが削除されます。
――Taskのほうが、TaskListよりもより細かく制御することができます。では、以下に簡単な利用例を挙げておきましょう。タイトルとノートを入力ボックスから入力すると、それを1つ目のタスクリストに新しいタスクとして追加します。
ざっとこれでタスク関連の基本的な操作は行えるようになりました。TO DOはGoogleのサービスの中ではあまり目立ったものではなく、割と地味な扱いですが、TO DOそのものの重要性は割と高いのではないでしょうか。Google Apps Scriptから自由にTO DOを操作できれば、いろいろな応用が考えられそうですね。
(by. SYODA-Tuyano.)
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●プログラム・リスト●
function addtask(){ var title = Browser.inputBox("TODOのタイトルを入力:"); var note = Browser.inputBox("ノートを入力:"); var obj = Tasks.newTask(); obj.setTitle(title); obj.setNotes(note); var listitems = Tasks.Tasklists.list().getItems(); var id = listitems[0].getId(); Tasks.Tasks.insert(obj,id); }
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