■いろいろなライト
ゲームオブジェクトは、図形のモデルだけではありません。ライトもゲームオブジェクトとして用意されます。このライトもいくつかの種類が用意されています。これも簡単に整理しておきましょう。
Directional Light
前回、作成しました。これは「環境光」と呼ばれるものを作ります。シーン全体にまんべんなく当てられる光です。これは光の向き(光が当たる方向)だけが設定され、位置や大きさなどは設定できません。シーンのどこにあっても常に決まった明かりが当てられますから位置や大きさは無意味なのです。
シーン全体を明るく照らすので、まずはこのDirectional Lightを1つ置いて、全体の明るさを調整しておくのが良いでしょう。その上で、必要に応じて他のライトでピンポイントに明かりを追加していくようにしましょう。
Spotlight
いわゆるスポットライトです。決まった地点から、決まった方向へ、決まった大きさで光を放ちます。当たる範囲内にあるものだけが明るくなり、それ以外の場所は光が当たらず暗いままです。
これは文字通り、決まった場所に明かりを当てたい場合にのみ使うものと考えていいでしょう。例えば外灯や懐中電灯の明かりのようなものですね。
Point Light
指定の位置から全方向に向けて均等に光を放ちます。電球のようなものを想像するとよいでしょう。位置を指定するだけで、方向などは設定できません(どっちを向いても常に全方向に光が放たれるので)。
これは、例えば電球やろうそくなどのように、光を発するオブジェクトなどの明かりとしてよく用いられます。
この他、「Area Light」といって、決まったエリアに光を当てるものもありますが、これはUnity Proから使えるものです。無償版では利用できません。
ライトはそれぞれ光の放ち方に特徴があります。「すべてにまんべんなく」「決まった場所にピンポイントで」「決まった場所から全方向に」ですね。これらの違いをしっかりと頭に入れておきましょう。
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※Directional Light, Spotlight, Point Light。
それぞれ性質が異なる。

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