Jupyterは、一般的なアプリケーションのように、「アプリをダブルクリックして起動するとそのウインドウが現れて操作する」というものではありません。
Jupyterは、サーバー&クライアントの形になっています。Jupyterを起動すると、サーバープログラムが起動します。そしてWebブラウザが開かれ、これにアクセスするページが現れて、ノートブックの操作が行えるようになります。そう、Jupyterは基本的に「Webブラウザに表示されるWebページ」として利用するのです。
Jupyterの起動は、とても簡単です。Windowsのスタートボタンの
<Anaconda>メニュー内から
<Jupyter Notebook>メニューを選びます。
あるいは、コマンドラインから実行することもできます。コマンドプロンプトまたはターミナルを起動し、cdコマンドで
Anaconda\Scripts
のディレクトリに移動してから以下のように実行をします。
jupyter notebook
または
jupyter-notebook
●macOSの場合Anacondaのディレクトリから直接実行するか、Anaconda内の「bin」ディレクトリ内から実行して下さい。あるいは、「bin」ディレクトリ内にある「jupyter_mac.command」というファイルを実行してもJupyterを起動することができます。
実行すると、Webブラウザが起動し、そこにJupyter Notebookが表示されます。なお、macOSの場合、ブラウザが開かれず、コンソールにアクセスするアドレスが表示されます。これをコピーし、ブラウザのアドレス欄にペーストしてアクセスして下さい。
■起動画面について
この画面は、Jupyterのノートブックを作成したり、ファイルのリネームや削除といった操作を行うためのものです。要するに、ノートブック用のファイル管理ページですね。ここでノートブック(Jupyterで作るドキュメント)を作成できます。
ファイル類の一覧が表示されている部分の右上に
「New」というボタンが見えます。これをクリックするとメニューがプルダウンし、そこからメニューを選んでファイルなどを作成できます。
では、このメニューから
<Notebook>というところにある
<Python 3>を選んでみましょう。新しいウインドウ(またはタブ)が開き、Python 3を利用するノートブックが現れます。