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Google Apps Scriptプログラミング [中級編]

Google+にアクセスする (2) (4/6)

作成:2016-05-08 15:43
更新:2016-05-08 15:43

■Personオブジェクトについて

Peopleオブジェクトのitemsには、ユーザー情報のオブジェクトがまとめられています。このオブジェクトは、「Person」オブジェクトと呼ばれるものです。

このPersonオブジェクトには、ユーザーに関する各種の情報がプロパティとしてまとめられています。どのようなプロパティが用意されているか以下に整理しましょう。

id
ユーザーのIDです。テキストで取り出されます。

url
ユーザーに割り当てられるアドレスです。ユーザーのプロフィールページのアドレスと考えていいでしょう。

image
ユーザーアカウントのイメージです。これは通常、{url=○○}というように、イメージのURLを指定されたオブジェクトの形になっています。

kind
ユーザーの種類を示すものです。'plus#person'といった形のテキストで得られます。

name, nickname, displayName
ユーザーの名前です。nameは登録されている名前、nicknameはニックネーム、displayNameは実際に表示される名前です。それぞれテキストとして得られます。

objectType
オブジェクトの種類です。個人の場合は'person'、ページの場合は'page'になります。

aboutMe, gender, birthday, language
自己紹介、性別、誕生日、言語といったものです。ユーザーのプロフィールに用意されたものですね。


――では、簡単な利用例を下に挙げておきましょう。先ほどのサンプルを元に、更に拡張したものです。アクセスしたアカウントのユーザー名を順に表示していくサンプルです。people.itemsから繰り返しを使って順にPersonオブジェクトを取り出し、そのdisplayNameをログに出力しています。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

function getUsers() {
  var userId = ……ID……;
  people = Plus.People.list(userId, 'visible');
  if (people.items) {
    for (var i = 0; i < people.items.length; i++) {
      var person = people.items[i];
      Logger.log(person.displayName);
    }
  } else {
    Logger.log('No people in your visible circles.');
  }
}

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